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東京裏読み
関東
3R9R10R11R
関西
1R2R
3R8R
11R12R
ローカル
2R5R
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東京11R

3連単フォーメーション9⇔5、4、8⇒5、4、8、2 (18点)

毎年フルゲート近くなるクラシックの登竜門的なレースだったが、今年はリアアメリアを避けて少頭数になった。とにかくこの馬中心の組み立ては間違いないが、マスコミにこれだけ騒がれるほどの完成度が高くないことは間違いない。
平凡な時計と折り合い難。結果的に持ったままでぶっち切り勝ちになったが、数字的にはまだまだ未完成の域。過去2年の新馬と比較すれば相手に恵まれただけとわかる。同じ時期にデビューしたジャミールフエルテケイアイノーテックを物差しに比較した。


ジャミールは1分35秒9、上がり34秒2(1~4着まで0秒5差)

ケイアイは1分36秒8、上がり33秒5(1~4着まで0秒6差)

リアは1分36秒5、上がり34秒4

3頭ともムチを使わなかったことは共通で、さらに全馬が最速上がり。確かに馬場差的にはリアが一番時計のかかる馬場だったが、時計半分ぐらいの差。時計も標準的なことが示されているが、何より相手が走らなすぎたイメージはさらに強まる。勝ち上がっている馬もいるとはいえ、36秒台で1秒以上もち切れるメンバーレベルは異常な低さとして断罪する。いずれにしても初戦だけで能力を測るならばジャミールケイアイと同等レベル。この2頭は秋初戦で負けている。
ケイアイは結果的にGⅠ馬になったとはいえ、春まで不振が続いていたディープ産駒。リアは厩舎的にも産駒的にもダンノファンタジーとイメージをダブらせやすくなっているだけで、現時点ではあくまで派手な勝ちっぷりのディープ産駒の評価が妥当だろう。夏を越してどれだけの成長があるか。春に失速したダノンを教訓にしてか、ダノンとはローテを変えて追い切りも完全に先を見越した生ぬるいさ。完全体に遠い仕上がり具合とはいえ、このレースでクラシックに直結するかどうかを測りたい。