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阪神裏読み
関東
5R9R10R11R12R
関西
5R7R8R11R12R
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阪神11R裏読み

3連単フォーメーション1、18、14⇒1、18、14、16、6⇒

1、18、14、16、6 (36点)

1、18、14⇒1、18、14、16、6⇒8 (12点)

<短所>

ナミュールは馬の能力云々より鞍上に死角が見え隠れ。少なくても昨年の神通力を失いかけている鞍上に全幅の信頼を置けないのが今年の重賞傾向だろう。今年は重賞で1番人気が8回もありながら、わずか1勝止まり。4番人気以内が計14回で連対がたった2回。3着が5回もあることに勝負弱さをちらつかせている。エフフォーリアの不可解な位置取りで無抵抗の完敗、レシステンシアがまさかの強引ハナなど、圧倒的な人気での取りこぼしが際立ってきた。位置取りのまずさが目立って乗り方に迷いが生じていることをうかがわせている。この馬の見本は昨年のサトノレイナス。道中はラチから2頭分の位置取りで、直線も決して外々に頼らず、馬群を捌いて馬場の4分どころからの抜け出し。3角の位置取りが内、中か、大外で勝負が決まりそう。とにかく鞍上の位置取り選択がすべてのカギを握る。

プレサージュリフトはキャリア2戦での挑戦。キャリア2戦の馬は20年デアリングタクトが勝ったとはいえ、当時は極悪馬場でタイトな馬群にならなかったのも奏功した。いずれにしても今回は1分32秒台以下が確定的な高速決着。過去30年でキャリア2戦の3着以内はたった2頭だけ。09年2着レッドディザイア(エルフィンS1着、最速上がり2回)、20年1着デアリングタクト(エルフィンS1着、最速上がり2回)。プレサージュは関東馬で初の長距離輸送、しかも最速上がり1回。2頭より1枚落ちが否めず、そもそもクイーンCを物差しにすれば、如実に表れるレースレベルの低さ。今年と昨年はほぼ同じ馬場差で昨年より0秒8遅い勝ち時計がその証。昨年の1、2着アカイトリノムスメアールドヴィーヴルよりひと回りスピードダウンの計算がしっくりくる。

サークルオブライフは致命的な枠順だ。最速上がり2回の経験だが、前々走は明らかに展開がはまっただけ。前走でさらに瞬発力不足を露呈するなど、走るたびに切れ味鋭いエピファ産駒というイメージは薄らいでいる。休み明けや道中行きたがったことを割り引いても前走は同日の未勝利と勝ち時計もラップも上がりもほぼ同タイムならば、未勝利が超ハイレベルか、チューリップ賞が超低レベルかのどちらかに限る。女王の威厳が感じられなくなった関東馬の強調点は極めて少ない。

ウォーターナビレアの前2走は外枠でモマれなかったから想定外の折り合い難にならなかった可能性が否めない。レース巧者というよりスピード、完成度の違いで押し切ってきたタイプはいまだにつかみどころがない。5ハロン通過58秒5の前走で完全に引っ掛かったことからも、初の多頭数内枠ではさらなる試練が確実に待っている。大一番前に勝ちパターンを固められなかったことはマイナスでしかない。

スターズオンアースは前3走と同じような位置取り選択ならまったく怖さがない。デビュー2戦連続で最速上がりを叩き出した鋭さが完全なる陰り。掛かり気味になる気性か、位置取りの問題かは別にして、あっさり交わされた前2走が着差以上の完敗だったことは間違いない。さらに時計面の限界もちらつかせている。近くて遠い1分33秒台。瞬発力を求められるより時計決着の方が組みやすそうだが、高速馬場でも打ち破れなかった前走からの変わり身は望み薄。

ナムラフレアは前走であれほど無様な乗り方をしても乗り替わりなし。このコンビで心中する気ならば明るい未来は待ってない。年間100勝を決めていた騎手と思えぬ落ち目ぶりは年々深刻になっている。前走はまさに象徴的。道中は勝ち馬より前の位置取りだったが、ハイペースにもかかわらず、4角前にあせって一気に大外出しという暴挙。勝ち馬はそのまま内目で待機。仕掛けを我慢してまったく無理せず、直線入口で位置取りが逆転していた。勝ち馬より前々の位置取りが4角で1馬身後ろが致命傷。馬の能力を信じられず、5ハロン56秒4のラップをハイペースと感じられない鞍上がクラシックでまともに立ち回れるイメージができず、計算も成り立たない。前走と同じ最内枠で悲劇の再現。

ベルクレスタは初の乗り替わりがGⅠ。しかもクラシックでは過去の歴史からも好走パターンの稀な悪条件だろう。先行、好位差し、マクり、追い込みなど自在なレースセンスがかえって鞍上を悩ますことになる。良くも悪くも器用貧乏。絶対的に自信のある勝ちパターンを固めずに挑んだクラシックに良績なし。

サブライムアンセムは前々走で繰り上がり1着。前走は2着馬がまともに立ち回れば勝てなかったレースで、実力より強運を武器に上り詰めたきたタイプ。晩成血統が桜花賞でひと花咲かせるにはこれまで以上に相当な運が必要になる。母パストフォリアは3歳後半に覚醒、母母ハッピーパスも4歳以降に良績。千四に良績集中もまた懸念材料で、最近の桜花賞は千六良績に好走馬が集中している傾向にも逆行している。20~11年前まで主流だった豊富なキャリアの好走例が、ここ10年のキャリアはすべて6戦以内で1~3着を独占。キャリア7戦は致命傷レベル。

フォラブリューテはただただメンバーに恵まれて勝ち上がれた前走だけで評価を上げられない。前走の2~7着馬が次走ですべて掲示板外。ある意味衝撃的なメンバーレベルの低さを示しただけに、同日の未勝利より劣る勝ち時計も納得できる。千六と千四の持ち時計はそれぞれNo14、No6の低調な数字に休み明けが追い打ち。

ライラックは3戦2勝でパッと見がエリートだが、強調する数字は皆無と言える。これまで最速上がりの経験がない差し追い込み型。とりわけ前走は過去と比べても平凡すぎる時計で、同日の古馬1勝と比較して高く見積もってもわずかに上回る程度。2か月以上の休み明けの場合、前走GⅠが多数を占める傾向からも嫌気が出る。過去20年で前走GⅠ以外の休み明けはアーモンドアイだけ。