6、1、7⇒6、1、7、14、8⇒6、1、7、14、8(36点)
6、1-6、1、7-7、14、8、11、12 (13点)
6⇔1、7、14、8、11 1⇔7、14
キャリア2戦のいずれも高速馬場で瞬発力を頼りに快勝したサリエラが真逆の条件で挑む。距離経験済みとはいえ、前走は5ハロン通過が63秒台の超スローを正味残り3ハロンだけで差し切っただけ。モマれぬ少頭数競馬のみの経験も追い打ちになる可能性が否めない。もちろん、完全無視は無謀としても道悪下手の血統馬に何ひとついい条件がないのも事実。圧倒的なスピードと瞬発力勝負が活躍の舞台ということがきょうだい馬にもはっきり示されている。
全姉サロニカは不良で惨敗あり。全姉サラキアは重の府中牝馬S勝ちだが、不良と重の2戦で惨敗あり。全兄サリオスは重の大阪杯、高松宮記念で惨敗。全兄エスコーラは5戦4勝だが、唯一の取りこぼしがデビュー戦の不良馬場。ほぼ完璧な戦績を残している各馬だけに血統的な道悪下手は複数の馬から証明されているだろう。道悪は間違いなく減点材料で良に近い稍重までが信頼の限界。雨量によっては見切ることも考えなければならない。
アートハウスの前走はある意味驚いた。4角の抜群手応えからぶっち切り勝ちを意識できたほどだったが、終わってみれば追ってからの反応なしでズルズルの惨敗。初距離だったことを割り引いても明らかなスタミナ切れ。母はキャリア3戦目が最後の勝利になったことからも、前々走までの実績が揺らぎ出している。早熟系の母はどちらかと言えば道悪が苦手な実績で、条件的には前走並みの試練か。人気になるほど妙味はない。
前走が重賞出走だったのは21年が7頭(オークス4頭)、20年は6頭すべてオークス出走馬。19年は7頭(オークス6頭)、18年7頭(オークス3頭)。今年の2頭(全オークス)がいかに異常事態ということがわかるだろう。これだけ低調なメンバーが揃えば、ごく普通に条件戦からの上がり馬に魅力が傾く。
キャリア5戦で4度の最速上がり。激しい気性が出ずに能力が瞬発力に直結し続けているオルフェ産駒には脅威しかない。前走は残り4ハロンから11秒台突入で仮想ローズSとしては申し分なし。母は重、不良でそれぞれ5、1着の道悪巧者。典型的な上がり馬のメモリーレゾンの弱点は鞍上だけ。
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