6、7、2、4
ホープフルSは歴史的にも低レベルの評価でいいだろう。最速上がりの3着馬を除けば、1~8着まで上がり差は0秒5。全体でも上がり34秒6~35秒1までに13頭も存在することがジリ脚揃いの争いだったことがうかがえる。ここのメンバーがホープフルSより二段階以上も低レベルの可能性は否めないが、常識的にもホープフルS接戦の馬に魅力を感じない。
掛かりまくって完全自爆だったセブンマジシャンはもちろん、掛かり癖に加えて馬体成長のなかったシーウィザードに変わるイメージなどまったく浮かばない。まだ絞れる馬体で完勝したソールオリエンスに将来性を感じても、今年は1戦1勝馬が重賞挑戦で無残に散っていった例を多数みているだけに評価を上げられない。
馬の成長待ちというより鞍上の迷いの連発で出世が加速しないのがシルバースペードだろう。3走前は必要以上の待機策から最速上がり。前々走は今までにない強気の立ち回りで初勝利だったが、前走で再びじっくり構えすぎのはるか後方待機。1、2着馬に上がり時計でわずか0秒3下回っただけの上がりNo4は乗り方ひとつで重賞レベル通用レベルを示した内容でもあった。乗り替わりなしで拍子抜け気味となったが、道悪の最速上がり経験もあるパワー型は理想的な馬場状態で不気味な存在となる。
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