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中山裏読み
関東
1R3R8R9R10R11R12R
関西
2R9R
11R12R
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中山11R

3連単フォーメーション1⇔2、6、8⇔2、6、8、4、10、7 (39点)

3連複フォーメーション8-1、2、6、4-1、2、6、4、10、7 (14点)

馬単1⇔2、6、8、4、10

これまでの世代重賞レベルの低さが牡馬クラシック戦線混沌の一番の理由だろう。少なくても毎年、物差しになるホープフルSは歴史的な低さと言っていい。同日の古馬1勝より5ハロン通過で2秒も遅く、時計は1秒も遅いという不甲斐なさ。4角の前2頭でワンツーや上がりNo2となる上がり34秒6から35秒0に10頭もいることから、いかに瞬発力不足の馬が多数存在したことも示されている。言い換えればスローのジリ脚勝負。遅すぎたペースで時計が遅くなったことを考慮しても、同日古馬1勝のレースに当てはめると5着に相当するトップナイフに何の魅力も感じない。そもそも前々走の京都2歳Sも20年2分1秒6より速い勝ち時計だが、20年より1秒以上も速い高速馬場だった事実。実質20年1~3着(ワンダフルタウンラーゴムマカオンドール)とほぼ同じレベルで今年もGⅠに届かないレベルと判断するのが常識的。いずれにしても前走のラップで上がり34秒台に突入できない瞬発力は、先行脚質として割り引いてもこれから致命傷になるレベルになることは間違いない。

ホープフルS同様の前残りで4角の前2頭でワンツーとなった共同通信杯も評価が難しい。古馬2~3勝のレースレベルでクラシック直結だが、今年は同日未勝利とほぼ同じラップで勝ち時計はわずか0秒8上回っただけ。同日の古馬3勝牝馬限定と同じラップで勝ち時計が劣ったことからもエリートローテにならないことをにおわせている。逃げ馬が完全に引っ掛かってハナを切ったことが全馬混乱の要因なのか。なぜか絶対的に前々有利な流れとなり実質残り3ハロンの瞬発力競馬になっている。上がりNo1、2の上がり差が0秒1で合計5頭。仮に上がりNo3タスティエーラがここで強い競馬を示したならば、同じようにじっくり構えすぎて展開負けとなった3着ダノンザタイガー、5着ウインオーディン、7着コレペティトール、8着シルバースペードも同じようなパフォーマンスが可能という計算が成り立ってくる。いずれにしても過去10年の1~3着の計30頭中、前走が共同通信杯からのステップはゼロ。17年ディアシューターは0秒4差5着からのステップで弥生賞10着。22年アケルナルスターは5番人気9着から弥生賞9着。基本的にこのローテは出走自体が少なく、結果の出てない強行軍の裏ローテだからこそ、これまでエリート馬が出走してないということ。本来、年明け初戦に賞金加算を失敗した1勝馬は皐月賞をあきらめダービー1本に絞るローテに組み替えるのがセオリーだが、体調が崩れる危険もある中2週で重賞にぶつける無謀さからもここでの力の入り具合がわかる。未知なる距離とコースと急坂の三重苦をどう攻略するか。父サトノクラウンは10月デビュー、東スポ杯、弥生賞の3連勝を決めたが、数字だけでなく勢いも中身も明らかに見劣っていることの否めない現状で高望みはできない。

同日の古馬2勝より5ハロン通過で1秒1も速いラップだったとはいえ、終わってみれば勝ち時計はわずか0秒5劣っただけ。レヴォルタードの前走は3着に0秒9、4着に1秒2差がスピード基準とみるべき。数字ほどの馬体に迫力がなく、むしろ成長余地を十分に残す馬体でこれだけのパフォーマンスに驚く。母は牝馬で皐月賞出走のバウンスシャッセ。フラワーC、中山牝馬Sを含む重賞3勝馬で、何より中山との相性抜群の血筋は侮れない。鞍上に振られて人気が落ちれば妙味が出る。