12、4、2、1⇒12、4、2、1、11、6⇒16 (21点)
12、4、2⇒12、4、2、1⇒12、4、2、1、11、6 (36点)
12-4、2、1、16-4、2、1、16、11、6 (14点)
12⇔4、2、1、16、11、6 4⇔2、1、16
ソダシの道悪。血統的には悪くなくても、これまで高速馬場の前残りで結果を残してきたクロフネ産駒は両極端な結果になっても驚かない。少なくても前2走はピークを過ぎたことをにおわせた着差以上の完敗。とりわけ前走は負け知らずのマイル戦で取りこぼし。危惧されていた瞬発力負けとはいえ、上がりNo7は最速上がりだった勝ち馬より0秒8も遅い上がり時計に弁解の余地なしがうかがえた。さらに休み明け(301010)でも今回はキャリア最長の6か月弱のブランク。母ブチコは4歳春、母の姉ユキチャンは5歳春でピークを過ぎたいたことも気がかり。成績下降はそのまま衰えとみるのがこの血統の特徴ならば、人気ほどの信頼度はないということ。いずれにしても昨年より一枚落ちのレベルになることは避けられない。
スターズオンアースはすでに中距離型としての完成されている。久しぶりの千六挑戦にマイナスはあってもプラスはないだろう。千六(121000)は未熟な鞍上の取りこぼし連発ゆえの1勝とはいえ、最速上がり通算5回の経験馬が千六では1度も最速上がりの経験なしがすべてを物語っている。距離を意識して好位差しでは瞬発力が若干鈍るということ。じっくり構えられる距離で結果を残してきたのはスピード、スタミナ云々というより瞬発力の強弱が直結している。腹をくくったスタイルに徹するか、安全策の好位差しか、鞍上も悩む究極の選択を迫られている。過去4戦以内で千六を経験してなかったのは最近では19年1着ノームコアだが、ノームは二千の持ち時計No1。スターズと同じような持ち時計保持者だったことが唯一の救い。
ナムラクレアは運も味方する。前走で道悪の鬼と判明したオールラウンダーの瞬発力型。最大の課題は距離克服だが、牡馬相手、しかもGⅠで結果を残したことは何よりの経験値と言える。千二では鞍上が焦ってブン回しを選択するなど、微妙な乗り方もあっただけにじっくり構えられる距離では少なくても鞍上にとって立ち回りやすくなる。もとより千六でスターズに0秒1差。鞍上が桜花賞と同じような立ち回りができるかどうかだけ。
ナミュールにとっても道悪歓迎。明らかに距離不適の前々走で上がりNo4の脚を使って価値ある5着。見た目はもちろん、血統的にも千六ベストは言うまでもなく、目先のタイトルほしさの寄り道だった2、3走前は予想以上の収穫があったことは間違いない。前走は同タイム2着とはいえ、意外にもいい脚が一瞬。これまでのような長くいい脚を使うことのなかった前走を教訓にどう立ち回るか、鞍上の腕の見せどころ。勝つだけにこだわるならば徹底待機に限る。
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