6⇒2、3、12、14⇔
2、3、12、14、13、15、8、5 (44点)
6⇒13、15⇒14、13、15 (4点)
ひと昔前までのレコード決着はぶっち切りが常識的だったが、今や一団の入線が一般的な決着。スピード面の進化より、単なる馬場の高速化が大きな要因になっていることは言うまでもない。それでもレコード決着で走り抜けた馬にはそれなりのダメージがあることも忘れてはならない。
目に見えぬ反動というより、大一番前にピークを迎えたことが一番の誤算。しかも3歳牝馬。阪神千八での大駆けで毎日杯1着1分43秒9シャフリヤールこそ、直後のダービー制覇だが、同タイム2着のグレートマジシャンはダービー4着から1戦して長期休養入り。3着1分44秒2プログノーシスは直後の古馬1勝を勝ってから長期休養入りした。4着1分44秒4のルペルカーリアはその後1年以上も勝ち鞍がなかった。
牡馬でも明らかに激走の反動が出ている馬が多数。ダービー制覇のシャリフでさえ、激走後にダービーまで2か月のレース間隔があったことでダメージ回復の猶予があったことも大きかった。
レコード更新したマスクトディーヴィの前走に最大限の評価を見出すことは難しい。少なくても1~5着馬までレコード更新の時計が叩き出せるような馬場だったことがすべての要因として割り切るべき。
例は少ないが、最近でも前3走以内でレコード勝ちした馬は2頭。18年サラキアは前々走でレコード勝ち、前走はローズS2着の完璧なローテでも結局本番は4着でさらにその後は2年弱も勝ち鞍がなかった。21年ソダシは桜花賞レコード勝ち⇒オークス7着⇒札幌記念1着でも本番10着に惨敗した。基本的に3歳牡馬より未完成が否めない3歳牝馬にレコードなど勲章より状態の良さが最重要課題。大一番前の激走は単なるダメージの蓄積にしかならない。
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