6、10、13⇔14⇔6、10、13、5 (27点)
6、10、13、5
今年のメンバーは近年よりかなりレベルが落ちたとみていい。とにかく勢いや千六の持ち時計が頼りなさすぎる。
前3走以内の重賞勝ち
23年7頭、22年6頭、21年10頭。今年は4頭。
1分32秒3以下の持ち時計
23年3頭(31秒台以下3頭)、22年7頭(31秒台以下6頭)、21年8頭(31秒台以下5頭)。今年3頭(31秒台以下2頭)。
千六の持ち時計が平凡でも千八、二千に驚くような持ち時計で好走可能が過去の傾向だが、レベルの低さに合わせてどこまで割り引くかが難しいライン引きになる。
前3年のようなメンバー構成ならば、マスクトディーヴァの出番はなかっただろう。前走は同日の古馬2勝並み。時計はもちろん、ラップも上がり時計もほぼ同等で間違いなく同レベル。胸を張れない勲章とはいえ、千八1分43秒0という驚愕の持ち時計で簡単に相殺か。いずれにしてもレコード、最速上がりを連発していた3歳時より勢いは衰えて、休み明け(300002)から叩き2戦目(010000)。経験不足の関東輸送に加えて、千六(100001)で距離適性もはっきりつかめてないのが現状。仕上がり過ぎた前走からのある程度の上積みを考慮しても良くて平行線。時計と上がりを同時に求められると対応できる裏付けはない。
イメージだけで言えばナミュールの好長期間がここでも続くとは到底思えない。同じハービンジャー産駒のノームコアは好走と凡走の繰り返し。同産駒モズカッチャンも短い期間で一気に駆け上がって短期間で燃え尽きている。良くも悪くも一番いい時期に海外遠征で完全燃焼。しかも自身の上がり時計ベストは33秒0。今年は極限の時計勝負が決定的で、少なくても追い込み馬ならば32秒台が求められる馬場。5歳春にして越えなければならないハードルが高すぎる。追い込み馬に必須の馬群を縫ってくる器用さが足りないことが致命傷か。
人気上位で決まるか、あっと驚く穴馬の激走か。波乱前提ならばフィールシンパシーが一番妙味ある。何より千六(330222)でイメージ以上の安定感。しかも持ち時計は1分31秒9。時計が5走前のフレッシュさを考慮すれば、ほぼ同時期に持ち時計更新したナミュールを物差しにしても互角の評価が可能になってくる。逃げ~差しの自在型というより鞍上がいまだに好走パターンを固められてないのが現実。前2走の両極端な行きっぷりの良し悪しからも完璧な騎乗なしでこの数字を残している可能性もあるだろう。いずれにしても徹底先行。差し追い込み馬をなし崩しに脚を使わせるような展開をひたすら待つしかない。
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