
10⇒6、1、7、2、11、14、5⇒
6、1、7、2、11、14、5、3 (49点)
10-6、1、7-6、1、7、2、11、14、5、3 (18点)
10⇒6、1、7、2、11、14、5、3
キャリア6戦目でユニコーンS勝ち。その時点で全日本2歳優駿3着、UAEダービー4着を含めて6戦4勝だったペリエールが、その後は意外な躓きの連続。そもそもここ2年弱でオープン特別は6戦してようやく前走で勝利。人気になって取りこぼしの連続はデビュー当初のイメージからかけ離れたものだった。前走だけでは到底挽回できない。前走5着以内のメンバーはこの馬以外、重賞未連対馬揃いからメンバーレベルの低さが見え隠れしている。慢性的なスタート難に加えて致命的なのが休み明け(402111)から叩き2戦目(012101)という落差。明らかに一戦必勝タイプで使い減りするタイプの典型的な数字が示されていること。主役というより脇役として扱いが正解か。
ロードクロンヌもまた同じような評価。少なくても前2走の折り合い難はレースレベルが高まって人馬ともに戸惑いや勝負弱さが全面に出たことに間違いない。それでも同じ鞍上にこだわる理由を知りたいが、鞍上と心中する覚悟の続投は重賞の成功例としてかなりの確率の低さ。人気になるほど妙味が薄れる。3走前まで"重賞制覇は時間の問題"と感じさせたほど凄みある勢いが前2走で"重賞ワイドライン"まで急降下。同じコンビではこれからも折り合いへの不安は解消されない。距離が短縮されるとはいえ、持ち時計は千七、千八でそれぞれ持ち時計No8、9。驚くような数字を兼ね備えていないことも忘れてはならない。
ドゥラエレーデは逆に扱いやすい。ワイドか、それ以外かで決め打ちできる。芝は上がり33秒台以下の瞬発力を求められる今の時代で一番避けなければならないのが、芝とダートの併用。結局ダートで好走するタイプは芝で上がり33秒台をコンスタントは無理な話。まさに"二刀流"とマスコミに祭り上げられているだけで、実質は最悪マネジメントの象徴的な例となっている。結局、どっちも大成できずに単なる入着賞金稼ぎという半端さ。さらに致命傷なのがテン乗りを連発していること。GⅠ馬として異例中の異例。デビュー戦を除けば今回で13回目のテン乗り。陣営がこの馬にしっくりくる鞍上を見極められない能力の低さも足を引っ張っている。鞍上の性格によって乗り方を変えて勝ちパターンを固められなかったツケはこれから払うしかない。
芝ダート、またジョッキーなどすべての面で英断を下せないドゥラ陣営と真逆で誰もが納得できる英断となったのがトロヴァトーレだ。まさに最高の舞台。芝でまったく陰りをみせなかった芝重賞馬が手頃なメンバーのダート重賞に初挑戦は抜群のタイミングだろう。とにかく前走は直線を待たずしてレースを捨てるという"鞍上ファミリー"の十八番の悪行。この馬が2回の二桁着順の経験があるが、その2回が同じ鞍上からも単なる一過性のポカと断言できる。とにかくコンビ間が最悪な鞍上が最悪な乗り方をして早々にあきらめただけ。兄にダート5勝でオープン入りしたライツフォルという血統的な裏付けも含めれば、名手への乗り替わりで簡単な軌道修正。ここをあっさり勝っても何の驚きもない。
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