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阪神裏読み
関東
1R2R
3R7R
9R10R
11R
関西
1R2R
3R8R
9R10R
11R
ローカル
1R2R
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阪神11R

3連単2軸マルチ7、17⇒4、8、5、18 (24点)

7、4⇒8、5、18 (18点) 7、8⇒5 (6点)

17、4⇒8、5、18 (18点)

3連複BOX7、17、4、8、5

馬単7⇔17、4、8、5  17⇔4、8、5

史上最弱のメンバー構成か。アクシデントが積み重なったとはいえ、今年は重賞馬ゼロ。すべての馬にチャンスが回ってきたと言っていい。これまで千四までの経験馬が重賞勝ちが絶対条件だったが、それも今年は微妙なジンクス。キャリア1戦だけの馬が苦戦し続けた傾向も打ち破る可能性もある。いずれにしてもこれだけ力量差がなければ、これまで以上に14番枠より外枠の苦戦は逃れられないだろう。

アルテミスSの馬場と時計の差し引きが難しいが、少なくても直前の古馬2勝千四の最速上がりが32秒5だったことを頭に入れる必要がある。そこからある程度の雨を考慮しても、発表以上に馬場が良かったことは間違いなく、ほぼ良馬場の時計とすれば2着以下の数字に強調点が乏しくなっていくだろう。
見た目の平凡さからも価値を見出せないのがミツカネベネラだ。そもそも超高速馬場の函館レコード勝ちを祭り上げられたマルガが1人気になるようなメンバー構成。過去10年で5ハロン通過が3番目に速かった流れを中団待機を選択したら先行馬が続々と崩れていったというのが本質。この馬は直線で何度も手前を替えるような若さ露呈でも2着浮上がすべてを物語っている。

タイセイボーグも低評価のまま。すでに使っただけでイメージを悪くする"新潟2歳S"の死のロードへと突入したムードさえある。酷暑の中の競馬がどれほど苦しめるかなど、過去の歴史が如実に示しているローテを選択したことでプチスランプか、このまま低空飛行かの二択が現状の評価。なりふり構わず2歳で5戦目。目先の賞金ほしさに異例のローテは取り返しのつかないほど極度のスランプ入りも覚悟の上と割り切るしかない。

正直、例年のメンバーレベルならアランカールなど眼中なかった。今回の人気も字面の良さがほぼ占めていると確信している。とにかく数字的な裏付けは何もないのが現実。同日2歳未勝利二千で1分59秒7。何より同日の古馬1勝とほぼ同じラップで勝ち時計は同タイムならば、確実に古馬1勝級の内容だったということ。本来、2歳9月では古馬2勝級に近いか、それ以上の時計でGⅠ直結レベル。翌日の2歳未勝利1分33秒8からも標準以下の数字であることがはっきり示されているだろう。2戦2勝や母シンハライトという超良血。絵に描いたようにマスコミが扱いやすい馬だからこそ、さらなる人気を生み出しているか。この程度のメンバーなら勝っても驚かないが、ここまで人気になるほど能力差はない。

アルバンヌアランよりひと回り格下は間違いない。アランが前走で古馬1勝級ならば、この馬は単なる未勝利卒業級。前走は同日の古馬1勝1分32秒5に対して1秒3も遅い勝ち時計。最大限に高く見積もってもアランと比較対象にも達してないだろう。中山9月の加速する上がりレースラップとなれば、大幅な減点が必要となるのが最近の傾向。夏馬3戦のダメージはここで出るか、これから出るか。仮に誇れる数字があってもすべてを相殺させる最悪ローテだったと後悔する日は近い。

過去10年の3着以内30頭中で千六以上を未経験だったのは21年ラブリイユアアイズ、19年レシステンシア、16年レーヌミノル、15年ブランボヌールの4頭だけ。しかもラブリイ以外はすべて重賞ホルダーだったことは今年の低調さから大きな問題ではないが、4頭すべてにある程度の先行力を兼ね備えていたことの方が重要だろう。先行力より差し脚に比重があるスターアニスにとって喜べるジンクスではない。前走の新設重賞がこれからのトレンドになるか、反トレンドになるかも微妙な段階だが、開催日的には新潟2歳S並みに負のオーラを感じるのが本音だ。年々厳しい夏にもかかわらず、夏場に新設する"矛盾"。前々走が千二で3着以内も16年以来ないことも追い打ち。

全兄ダノンスコーピオンダノンバビルダノンキラウェアはすべて生粋のマイラー。それでもデビュー2戦連続で千八を使ったギャラボーグはそれなりの理由があるとは思えない。昨年は3着以内のすべての馬が前走千八だったとはいえ、すべての馬が最速上がりだった事実。デビュー2戦で上がりNo3、2。前走は超スローで上がり33秒0も眉唾物の数字だけに、2戦2勝朝日杯3着の兄スコーピオン以上の走りを望むのも酷な話か。いずれにしても相手有利だったと如実にわかる前2走から別次元の相手強化になることが否めない。

狙いはマーゴットラヴミー。デビュー戦でレコード勝ち、前2走はいずれも最速上がり。とりわけ前々走は上がりNo2より0秒6も速い上がり時計にも凄さが伝わってくる。なるほど勝負弱く、勝ち味の遅かった異父姉アンドアイラヴハーとは真逆なタイプ。スピードの違いで先行しているだけで本質、または将来的には瞬発力自慢の差し馬として完成させるだろう。前々走の3着に0秒7差と前走の5着に0秒8差を加味すれば、もうひと回りのスケールアップは確約できる。セレクトセール8400万円。セレクト史上リアルスティール産駒で牝馬No2の値段も納得。若干の強行軍だけに大幅な馬体減は避けたい。