
7⇒1、17⇔1、17、10、13、12 (14点)
7⇒1、17、10、13、12⇒3 (5点)
最近のGⅠは驚くようなペースを連発。先週の菊花賞は前半5ハロンで58秒4。この時点で惨敗を確定させるペースなど恥さらし的な騎乗ぶりは騎手の低レベル化を象徴する事案だった。昨年の天皇賞秋も驚愕のペースだったことは言うまでもない。同日の2歳1勝ちより5ハロン通過で0秒1遅かった62秒0。稍重だった前日の未勝利より遅いペースなどGⅠとしてはあり得ない流れだった。逃げ先行馬にペース音痴な騎手が集まったことが要因とはいえ、正味残り4ハロンだけの競馬は瞬発力型にとって絶好の展開だった。今年も昨年の"悪夢"がよみがえる。本来逃げて完全燃焼するタイプが多数存在するが、鞍上が控える競馬にこだわるという矛盾。馬に合わせるより鞍上の性格に合わせるタイプがこれだけ多くなれば、またも予想以上のスローを覚悟の上の組み立てが必要になるだろう。いずれにしても瞬発力は必須。足りないタイプは前々が必須。
マスカレードボールは極限レベルの時計と瞬発力勝負を同時に求められた際に課題があったが、昨年のジャパンCで不安一掃。強すぎた勝ち馬に肉薄の同タイム2着。カランダガンに0秒1差の上がり時計も胸を張れるどころか、関係者には自信と自慢を倍増させて、第三者には地力と世代レベルの高さを実証した結果だったことは間違いない。超ハイペースで極限の時計と瞬発力を求められる条件の好走こそが馬の能力を測るのに最適なレースで、唯一残念だったのが日本から1年ほど離れたことだろう。外国志向が強くなければJRAでGⅠを勝ち続けられたと計算できるほどの成熟ぶり。またこの馬のスケールアップに反比例してJRAのGⅠレベルが人馬ともに深刻なほど低レベル化しているのも見過ごせない。とりわけ騎手のレベル低下は凄まじい。先週の菊花賞は5ハロン通過が58秒4、昨年のジャパンCは57秒6。前半5ハロンの時点で惨敗を確定させるようなラップの刻み方は本来なら非難の嵐だが、GⅠ無縁の鞍上だからこそ許されているか。昨年の天皇賞秋は同日の未勝利より遅いという前代未聞の超スローでまさに両極端。ある程度のスローは見込めても常識外のペースを連発が今のJRAGⅠの特徴でもある。今年もスローが大方の見立てだが、ハナだけにこだわる無鉄砲な鞍上が今年も潜んでいる可能性はあることを忘れてはならない。
上がり時計不明の外国競馬を2戦を除けばキャリア8戦で上がり33秒台以下6回。二千限定のベスト上がり時計No1、二千持ち時計No4、二千四持ち時計No1。いずれにしても理想は時計と瞬発力を同時に求められることだが、瞬発力だけを求められても不動の中心馬として扱える。
クロワデュノールの強さは"運の良さ"が持論。時計も瞬発力も標準レベルだが、それでもGⅠ4勝がすべてを物語っている。GⅠ1勝目のホープフルSは完成度の違いで制したものの、2勝目のダービーは同日の古馬2勝が稍重だったにもかかわらず、勝ち時計でわずか0秒1しか上回らなかった。超スローの前々有利の流れを4角2番手。本来ならば上がり33秒台以下が多数存在するレースでたった1頭だけ(2着馬)。位置取りの良さと他馬にジリっぽいタイプが揃っていたことも味方につけていた。3勝目の大阪杯は上がりがかかって時計だけ速い決着という近年のGⅠで稀な結果。4勝目の天皇賞春は馬場差から24、25年より1秒以上、速くなるはずの勝ち時計が0秒5、0秒3しか速くなかった。結局、これまで時計と瞬発力の同時の極限レースを経験したことがなく、展開か、時計か、上がりかに恵まれたレースで4つの勲章を勝ち取ったと割り切るべきだろう。もちろん、ここでも再び同時に求められることのない決着になる可能性はあるが、1分57秒前半以下でなおかつ上がり33秒台以下の決着では対応できるという裏付けよりも凡走確定の要素しかない。最速上がりも上がり33秒台以下もデビュー2戦以来、経験なし。持ち時計No4に対して二千限定のベスト上がり時計がNo15。皐月賞時は勝ち馬より0秒6、3着馬より0秒8劣った上がり時計がこの馬の本来の特徴ということ。瞬発力型のマスカレードが終始2馬身差以内のマンマークを受ければ計算上はお手上げ状態になる。
レガレイラは今年も現役を続けていることが驚きだ。もはや数字的にもはっきり衰えがみえているにもかかわらず、良質な繁殖牝馬に困らない牧場だからこその決断だったか。現役屈指の瞬発力型が上がり33秒台以下を叩き出したは実に2年以上も前の話。その後最速上がりを4回マークしたが、そのうち3戦が同タイム。ほぼ中山に限られていることにも特徴がある。昨年のような歴史的に稀なほどの超スローにならなくても、逃げ先行馬が手薄な今年もスローの瞬発力勝負が確実。東京(001010)も二千(100011)も実績的には二流以下。一線級の牡馬相手に歯が立たなくなった近況から突然の巻き返しは計算はもちろん、イメージもできないのが現実。
ダノンデサイルはレガレイラが人気ならばこの馬の方が魅力というレベル。とにかくこれまでもこれからも瞬発力不足に悩まされるエピファ産駒。上がり33秒台以下を未経験でダービー制覇は近年でありえない偉業だったが、案の定、その後は人気倒れが続いている。4走前のジャパンC、3走前の有馬記念でそれぞれ上がりNo5、4がこの馬本来の姿。前々走の大阪杯で上がりNo2、前走の宝塚記念で最速上がりだが、上がりのかかる競馬と道悪だったことが奏功しただけと割り切れる内容だった。キャリア通算で上がり33秒台以下が2回しかないという実績がすべてを表している。それでもGⅠで4戦連続の3着が底力とはいえ、まさにここでも脇役、ブロンズコレクターとしての評価がしっくりくる。
メンバーや条件云々を抜きにして京都記念4着、宝塚記念11着がシェイクマイハートの能力分布図を示しているだろう。GⅡでは入着級、GⅠでは圏外がそのままの評価。前走がGⅡのレコード勝ちとはいえ、2、3着馬が重賞未勝利で今年の札幌は馬場管理を失敗したという超高速馬場だけに価値を見出す方が難しいということ。同日2歳未勝利がほぼ同じラップで2分0秒4。GⅡで2秒2差はむしろ物足りなさを感じるのも納得できるはず。
セイウンハーデスは絶妙なペースでハナを切ることだけが生き残る道だが、どうやら鞍上は先行粘り込みに固執。前走はうまくはまったものの、毎日王冠は同日の3歳未勝利より5ハロン通過が遅いという逃げ馬以外の先行馬のペース音痴ぶりがマジックを引き起こした黒歴史的な超低調レースと割り切るべき。本来上がり32秒前半が当然の流れにもかかわらず、最速上がり32秒9がジリ脚争いだったことの証。流れとメンバーに恵まれたレースから一変して一線級相手の瞬発力勝負では分が悪い。位置取り選択がすべてのカギを握る。
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