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6→8、4、3、2、9→
8、4、3、2、9、7 (25点) |
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逃げにこだわらないマズルはクレイアートが行かなければ強気の逃げ、行けば大名マーク。いずれにしても超スローの流れのない少数精鋭のメンバーで、勝負どころからペースアップして置かれる馬に出番はない。マイラーが揃って相手は波乱含み。
重賞2勝のマズルブラストが恵まれた相手と条件で確勝レースとなった。前走の重賞よりも軽くなるという斤量。上がり馬の4歳チェレブラーレに一騎打ちで競り負けたが、3着と7馬身差が貫禄の証だろう。今まで重賞での不振は消極さや出遅れなど鞍上の下手さがすべて。新エースとのコンビ誕生ならばポカは少なくなる。前走どおり強気に乗って圧勝の計算。
デビュー以来、掲示板を外したのがわずか3戦だけのクレイアートビュンが久しぶりに大井を狙ってきた。地元中心のローテーションだが、一歩ずつクラスを上げて確かな成長過程。初重賞となった前々走は経験の差の2着、前走はマクり競馬で37秒9の末脚が好調期を示している。走るたびに成長する4歳馬は、4走前より確実にパワーアップして再登場。
最近ズブさだけが目立つショーターザトッシは、得意のマイルでも1分41秒前後が限界になってきた。昨年のサンタアニタTを勝った際は前々の好位から一瞬の鋭い脚を使って快勝したが、今季の大井千六のベスト条件で、重賞でもオープン特別でも入着ラインの争い。展開負けの連続が強気になれない要因でもある。千八はこなせない距離でないが、マズルと同じ斤量で太刀打ちできるイメージが浮かばない。
ゴッドセンドの前走は着順ほど中身が濃くない。バテた7歳牝馬を交わせないジリっぽさは、初重賞を割り引いてもクラスの壁を感じさせた。前々走はB1で低迷が続いていたカネショウメロディが3着。レース自体が低レベルの評価で、千八に距離延長されてもう一段階のパワーアップが必要になっている。
意外性でフリートアピール。本質が千二ベストのスプリンターでも、現実に1分51秒4の快時計。数字どおりに計算できない波のある戦績は、ムラ馬というより鞍上の勝負弱さの比重が大きい。砂を被ると嫌気の出る幼い気性で、鞍上の好プレーが要求される癖馬。すんなり外々で折り合えるかどうかにかかっているだけに、人気になってスタートミスの連続では打つ手がなかった。まずは五分に出て千二で鍛えたスピード感を生かせば、少頭数の好条件で無様なレースにはならないはず。
前々走の重賞でも大マクりの見せ場のあったナイキコランダムは玉砕覚悟で再び早仕掛け。メイホウホップは一進一退のレースが続くが、2着争いが可能な実績で軽視禁物。
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