９、７→⑩、２、１、５、４、６ (36点)
９、⑩→２、１ (12点)
９ー７、⑩、２ー
７、⑩、２、１、５、４、６ (15点)
初日の馬場は逃げ馬が１勝だが、掲示板を外したのは２戦だけの(１２４３)。基本的に前残り馬場で、特に千二は前が止まらない傾向が強い。強力な逃げ馬不在で絞りづらいが、逃げ先行馬の残り目は忘れてはいけない。
前走でまざまざと力の違いをみせつけられたダンディシャークは、チヨノドラゴンに正攻法の勝負で勝ち目がないことは数字的にもはっきりうかがえる。自力で動いて１分12秒前半は難しい先行馬だが、チヨノが回避して一気に視界が開けた。徹底した積極策で安定感の出た上がり馬。勝ち馬に引っ張られたとはいえ、上がり36秒台の瞬発力は今までになかった鋭さで、ある程度のレベルアップを計算していい。死角は激走の反動だけ。
タケノトレジャーは鞍上が的場文騎手になって本格化。以前はモロさ同居の先行馬として評価が固まっていたが、常に１分13秒前後で完全燃焼の近走が地力強化を物語っている。前々走で追い比べを制して、前走は勝ち馬に０秒１劣っだけのメンバーＮＯ２の上がり時計。これまで以上に追ってから渋太くなったことで大きく崩れることがない。Ｂ級相手になって色気が出る。
カネショウバナナは徹底した大井狙いも納得できる前２走の結果。前々走は追い出しが遅れて４着。前走は乱ペースの中で１分40秒２の時計は今後に自信となる数字となっている。置かれる脚質から少しでも直線の長い大井は内外コースを問わず大歓迎。格上にもまれてきたローテーションで、久しぶりの自己条件で案外盲点か。前々走は２着馬に０秒４差。
好枠を引けばエムケーファイヴはもっと信頼してよかったが、同型不在で前残り馬場は最近にない好条件。はっきりした衰えはみえない馬体と最近の戦績ならば、ハナを切って大駆けが浮かんでくる。テンのスピードに陰りはなく、五分に出れば何とかなる。
突如、前走で変身したマユネセンリョウはどう評価するかが微妙だ。鋭さ負けの連続だったジリ脚が、前走で見違える最速上がりの36秒３。もとより千二は悪くない条件としても、自己ベストのおまけ付きは出来すぎだろう。ここで真価を問いたい。
ホクトゴッテスはどうにも馬体の良さでだまされ続けてきたムラ馬。単発的な好走はつかみづらいが、すでに１分12秒台突入が難しくなっていることは確か。ひたすら時計がかかるのを待つ。
トワイニングイモンは前３走が示すとおり、１分13秒半ばが限界のスピードということ。突破口を探る前に年齢的な衰えがくるか、時間との勝負になっているが、いずれにしても速い決着になると淡白になる先行馬。
ソリッドエビデンスはさすがに３年ぶりのスプリント戦で再浮上は難しい。見るからにパフォーマンスが落ちている近走で年齢的にも先細り。千二のスペシャリストとして成長してきたイシノサスペンスも衰えには勝てない。崩れなかった得意のスプリント戦で入着が目標になっている現実。７歳にしてローテーションに狂いが出たステップもマイナス材料になる。