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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R


10Rマルチ2軸3連単
2、5→J、1、8、7、9    (30点)

   2、J→1、8  (12点)   5、J→1   (6点)


今開催はとにかく時計がかかっている。ここ一連の成績から一変した馬はパワーが要求される馬場を苦にしないタイプが揃った。東京盃ヴァンクルの失速も時計がかかる馬場との相性の悪さだろう。長距離戦でパワー重視ならば距離経験が大事なファクターになってくる。中距離も経験のないタイプは見送りが妥当か。

マズルブラストは前々走で完全復活をうかがわせたが、前走の内容はあまりにも平凡で評価が揺れる。確かに道中は折り合いに苦労していたが、同斤量のショーターザトッシ級を突き放せないもどかしさ。抜け出してソラでも使ったのか。ラストのラップ13秒8がレースレベルの低さを物語っている。追い討ちをかけるように致命的な乗り替わり。以前から強さとモロさが同居している重賞ホルダーは極端な結果を覚悟しなければならない。

長距離戦で鞍上の能力比重がさらに多くなれば、やはりケイアイプラネットか。無駄に思えた短いJRAへのトレードが秘めた能力を開花されたという充実ぶり。気性的なモロさで壁に当たっていた逃げ馬が、ハナにこだわらなくなった先行馬として完成された。時計を含めても胸を張れる2連勝。南関東限定の重賞でメドが立った数字を強調する。前々走で自己ベスト、前走は初距離の二千で最速上がりならば、ごく普通に勢いで突破のイメージが浮かぶ。掛かることのないレースセンスは長距離も問題ない。

ルースリンドはいくらテッポー駆けOKの仕上がり早としても、いきなり長距離戦にぶつけてきたローテーションで評価を落とした。二千六百の大井記念を2年連続2着のステイヤーは距離適性だけに絞れば群を抜いている。この馬に乗せるために奥の手を使ったような鞍上配置を含めても、確実に人気が集中するだけに妙味が薄れている。統一Gを含めて重賞で掲示板を外したことがなかった馬が前走大敗。前々走と同じ3ヶ月の休み明けでも、当時とは勢いそのものが違っている。衰え始めのシグナルになる可能性も否めない。ひとまず気配優先。

ロングウェーブは中距離戦で良績集中。戸塚記念馬の意地をみせたいが、1`差でマズルルースと互角の走りはまったく浮かんでこない。あくまでも徹底した追い込み策からワイド狙い。ショーターザトッシブルーラインは千六以下がベターなスピード型。ここまで適性の低い馬が揃えば、実績上位のクールアイバーにも仕上がりひとつで色気が出てくる。