HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)


3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R


10R
フォーメーション3連単3、4、L→3、4、L、7→ 推奨

             3、4、L、7、M、O   (36点)

       3連複1軸BOX3ー4、L、7、M、O


道営2歳馬が全国に散らばっているが、中でも牡馬ワンダフルクエスト、牝馬ネフェルメモリーが同厩舎にトレードで最強ツートップが完成された。名伯楽とエース戸崎騎手が組めば重賞のひとつやふたつは簡単に取れるだろう。例年以上に道営馬のレベルは高い。

超大物のトレードが成立した。ネフェルメモリーが南関東入りで一気に2歳牝馬がレベルアップ。圧倒し続けてダート4戦4勝は実に中身が濃い。デビュー2戦目にJRAクローバー賞勝ち、札幌2歳S3着、北海道2歳優駿2着を含んだ通算(4120)のモエレエキスパートを子供扱い。エーデルワイス賞勝ちのアンペアを3走前と前走で完全に封じ込めている。単純なスピード馬というイメージがなく、パワーも兼ね備えるアジュディケーティング産駒はまだまだ底知れぬ勢いが魅力。さらに血統の裏付けで自信が高まる。母母がカシワズプリンセスという超良血の血筋。体質の弱さは遺伝されず、スピードと勝負強さだけが受け継がれた印象が強い。千五までの距離経験だけが唯一の不安点だが、逃げにこだわりがなくなれば、相手なりの折り合いで勝機か。格が違う。

血統的にはフレンチマリーも負けてない。母の異父弟にタヤスツヨシという社台ブランドでまとった良血馬。20`増の前走にまったく太めがなく、ほぼ成長分の馬体で戻れば、以前よりも全体的なレベルアップが計算できる。レースを使いながら進化を続けて、逃げ馬として完成されてきたスピード馬。前走は同日C1を軽く上回り、同日B2と1秒1差の破格時計。確かに3角手前まで外から併せてくる馬もいなかった展開の利は否めないが、直線では並ぶところなく、鋭い反応で38秒9の瞬発力には頭が下がる。前が止まらない馬場を味方につける。

ピーチフィズは千四→千六のローテーションで数少ない連勝を決めた。とにかくケタ外れの数字にはインパクト十分。勝ち時計はC2レベルだが、初距離の千六でゴールまで加速し続けていた瞬発力が重賞級の器ということ。上がり3ハロンのレースラップは13秒6−13秒6−12秒8。いくらスローとはいえ、ラストの12秒台はキャリア2戦目の2歳馬として考えられない切れ味。秘めた能力は道営出身馬にも劣らない。

ツインダイヤは馬体が戻った前走で完全復活。レベルの高いゴーゴーサスケを相手に、ほぼ持ったままで0秒9差の横綱相撲は強烈なインパクトだった。それまで勝ち味に遅く、ジリ脚のイメージが強かった道営戦績だったが、イメージを一新させる強さは大井コースとの相性の高さを示すもの。鞍上不安さえなければ主役としてもおかしくない。

低レベルの結果に終わったローレル賞組は強調点に乏しい。流れにうまく乗れたヴィクトリーパールは決め手不足。2着オウシュウダイアンは限界ギリギリの馬体で、大幅な上積みが期待できない。再び大外枠を引いた不運だが、モナクランベルの前走は着差以上に評価していい。超ハイペースで飛ばしてバテずに粘った経験は混戦レースで必ず生きてくる。