カズノローレルの前走は中身が濃い。ハイペースの積極策を凌いで久しぶりの勝利。負かした相手が今開催のC2で勝ち負けとなったことからも、レベルの高さがうかがえる。乗り替わりで一変したというより、それまで下手に乗っていたということ。デビュー勝ちや5戦目に千四1分28秒8など、期待の大きかった素質馬がいよいよ花開く。クラスと距離はすでにメド。積極的に乗るだけで連勝がイメージできる。トップストーリーは頼りになる鞍上で色気十分。前走も後方で手応えあったが、前が止まらない流れでは手も足も出ないのも仕方ない。本来のマクれる自在性が乗り替わりでよみがえれば、ここ一連の無抵抗終了ということはない。インベストホープの好調の源は時計がかかる馬場。時計が速くなってきた今開催の状態にプラスなし。鞍上泣かせのズブさがあるウインザタロー、大井初登場のアイノグレゴリーは前々競馬が大前提。スランプ突入寸前のバーナスコーニ、衰えたユキノムテキは正念場。スタートで圏外となったジュエルサイレンスは再発の懸念。