5−7、14、12、2、15、3、4 5→7、14、12、2、15→ 7、14、12、2、15、3、4 (30点) 5−7、14、12− 7、14、12、2、15、3、4 (15点) トランセンドは千八なら絶対的な中心馬だが、キャリアわずか1戦の千六に距離短縮で評価が揺らいできた。千八の良績も重要になる東京千六はスピードに加えてある程度のスタミナが要求されてきた。その点に関しては何の文句もない。千八(6102)、これまで2つのレコード勝ち。徹底先行に構えて見違えた素質開花の近況は、とにかく圧倒的な強さで以前のモロさ同居のイメージを覆している。GTでも胸を張って挑めることは確かだが、4つのコーナーがあるコースから2つの東京コースへ。ペース配分が難しく、スタート直後の芝もどう影響するか。鞍上の腕が求められるコースになることの不安は拭えない。 フリオーソは結論から言えば無視。JRA馬場では何のメリットもない。時計がかかる地方馬場でこそ、能力全開のパワー型で、2年連続のジャパンCダートで惨敗がJRA馬場の適性の低さを示している。 狙うのはバーディバーディ。近走は走るたびに地力強化を感じさせている4歳らしい成長力を強調したい。ジャパンDダービーはスローにもかかわらず、3角すぎから手ごたえが怪しくなるという距離に限界を示した内容だったが、前々走の千八4着、前走はスタミナ、底力が要求される極限レースの3着でこの馬にとって展望が開けたターニングポイントのレースになる。 セイクリムズンは前走の圧勝で改めて千四ベストを裏付けた。完璧な折り合いからラスト2つのレースラップが11秒台を差し切る凄さ。将来的にはこなせない距離でないが、千六以上の経験が2度だけではさすがに厳しくなる。千八以上に良績を残す馬が好走条件になる過去の傾向が決定的な減点材料。 同じレース2着のダノンカモンは悲観することはない。一旦先頭に立った完全な勝ちパターンを差し切られた前走は距離適性と瞬発力の差と割り切るべき。東京(2220)に加えて千六(1110)。目標になる馬が前々に絞れるならば乗りやすくもなる。ハードなローテーションでまずは馬体重に注目。 シルクメビウスはツキがない。前走は乗り替わりとパワー馬場で変わり身を期待したが、終わってみれば行った行ったで決着した極限の時計勝負。長い直線が生命線になる他力本願型の差し馬はひたすらハイペースを待つ。 オーロマイスターはエスポワールシチー相手にレコード勝ちの完封だった3走前で燃え尽きたか。見せ場もない前2走は距離やコース以外が敗因の可能性が強まってきた。精神面のスランプならかなり深刻。 マチカネニホンバレは厩舎特有の典型的な尻すぼみ。追い比べの弱さや外から被される流れで極度のモロさなど、レースレベルが上がるほどイメージを悪くしている。厩舎特有の追い切りで劇的な変化を望めない歯がゆさ。実戦で見せ場があってからの狙いで十分に間に合う。
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