15、8→10、5、7(18点) 15、8−10、5、7 4歳馬がワンツースリーとなった日経賞が今の芝路線勢力図だろう。斤量を背負っても器の違う精鋭たちが揃っている。エイシンフラッシュも例外ではない。これまで負けても0秒5差という絶対的な安定感の(4123)。同世代の頂点に立ち、何より前走で古馬相手でもヒケを取らなかった瞬発力に明るい未来が待っている。典型的な前残り競馬となった前走は明らかな展開負け。勝ち馬ヴィクトワールピサ、トゥザグローリー、ペルーサに勝ったブエナビスタに次ぐ34秒2の瞬発力が能力の高さで、ごく普通に流れればこの程度の相手に追い負ける姿は浮かばない。58キロの経験もない酷量が最大の敵。 同じ59キロを背負うダノンシャンティには怖さがない。丸々1周掛かった前々走やコンビ間の悪さだけが際立った前走など、まともなレースもできなくなった最近はますますマイラー色が強まっている。3歳春までの勢いを失って、行く馬がキャプテントゥーレぐらいのペースでは再び掛かる不安の中距離戦。完全復活までは時間がほしい。 キャプテントゥーレはスローペース依存症が高まる重賞戦で常に上位が計算できる。前走も戦前どおりのスロー。必要以上に絡む馬も不在では当然の残り目で、ヴィクトワールピサ相手に0秒4差ならひと叩きでさらなる前進が可能となった。阪神(2021)と展開の利を重視。 ドリームジャーニーはひたすら自分のスタイルにこだわるしかない不器用さに今後の低迷を予感させる。3角でギブアップとなったとしても前走は見せ場もない瞬発力に衰えもちらり。瞬発力勝負に一流馬との限界を示したヒルノダムールとともに脚の使いどころが難しいタイプは展開がすべて。
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