4、5→12、16、17、13、15 (30点) 4、12→16、17、13 (18点) 16−4、5、12− 4、5、12、17、13、15、14、3 (18点) クラシック谷間の低調な牝馬重賞。それでも精神面のモロさからスランプ入り寸前なダンスファンタジアに魅力はなくなった。質より量という特徴的な追い切りは中間の変わり身が期待できない厩舎で実戦を使うことに意味あるが、長距離輸送後の押せ押せローテーションではますますトーンダウンになるだろう。レースレコードで弾けた3走前とは一変した前々走は完全な鋭さ負け。とりわけ前走はいつも掛かるぐらいの行きっぷりの良さがみられず不発。ひと息入れたにもかかわらず、馬体減の出走など最悪の内容にまったく強調点が浮かばない。道悪の巧拙もはっきりしない現状では、あくまで展開がはまった際の押さえまで。 これだけゆったりしたローテーションで18キロ減は3歳牝馬にとって致命的。マヒナは前走の重賞3着がかすんでくる。切れたというよりハイペースにはまっただけのジリっぽさは否めず、距離の限界もはっきり近づいている。極悪馬場を待つか。 マイネイサベルは崩れないが、勝ち切れないタイプか。阪神では坂に苦しんだようなもがき方で、もうひと伸びがなかった。前々走はあくまでコース取りの良さで0秒1差。母マイネレジーナが千二から千八までの好走実績ならば、距離の限界も含めると勝ち負けまでに壁は高くなる。 波乱前提でマリアビスティーを狙う。ツキがないのか、鞍上のへぐりなのか。いずれにしても前2走ともに不完全燃焼に終わった現実。前々走は直線入口で伸びかけたところで前をカットされてブレーキの大ロス。前走は直線で一瞬先頭に立つが、隣の馬に接触して鞍上がバランスを崩して急失速。はっきりした不利があって前々走は3着馬に1秒差、前走は0秒6差。まともなら馬券圏内に届いた底力は広い東京コースで変わる余地を残している。 サトノフローラも休み明けのデビュー2戦目でいきなり重賞にぶつけながら0秒7差は悪くない。直線早々に並ばれて惨敗覚悟の流れだったが、交わされてから意外なしぶとさが一流を裏付けている。とにかく強烈なインパクトだったデビュー戦は印象的。 リトルダーリンは距離延びて良さが出てきた。前走も直線で勝ち馬に前カットされて一瞬ブレーキのロスがあって0秒6差に明るい未来が待っている。母はオークス勝ちを含む重賞5勝で道悪も苦にしなかったエリモエクセル。 良馬場ならピュアブリーゼの信頼度は高かったが、瞬発力が身上の差し馬にとってパワーが要求されるとプラスがない。馬群を苦にしない精神面の強さに加えて追い切りからもムードの良さが伝わる万全な仕上がりに託す。
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