５、３→５、３、11、13、６→

５、３、11、13、６、８　(32点)

シシリアンブリーズはクロフネの下という超良血馬。人気に実力が追い付いてきた前走でもうひと回りの成長が期待できる。前走はスタート直後の不利で後方待機。直線では半ばまで前が壁でまともに追えずに０秒８差ならば、スムーズに捌けば少なくても０秒２差の４着以上が確実だった。交わされてもしぶとかったデビュー戦など、随所にみせる底力。クラシック出走権利がかかったレースは特にスローになりやすいが、逃げ差し自在のレースセンスで前々の積極策で切符をつかむ。
オースミマイカの前走は大きな収穫があった。千二デビュー勝ちから長いスランプが続いたが、意外にも距離延びた前２走でイメージ一瞬の差し脚。とりわけ前走は最後方で大外ブン回しの工夫のない乗り方でも、坂を上がってからもうひと伸びに秘めた能力がうかかがえた。出走権ほしさにハードなローテーションからの狂いだけが不安材料。
アカンサスもオースミと同じような乗り方で前走人気を裏切っている。スローを離れた後方追走の不可解さで、強引なマクりから最速上がりでも届かないのは当然といえば当然。前々走は完全に引っ掛かり、矯正不可能なスタートミスの二重苦を鞍上がどう捌くか。腕試し。