5→1、12、2、14、17、7 5→1、12、2、14、17 1、12−1、12、5、2− 5、2、14、17、7、18 (24点) もう1度オウケンサクラを狙う。ハンデ55キロはいくらか見込まれすぎだが、ブリンカー着用で明らかにひと頃のスランプを脱出している。ひとつきっかけをつかんだ前々走でようやく上昇カーブでも、さすがに鞍上がテンパって千二並みの超ハイラップを刻めば前走の大バテは当然だった。いい馬に巡り合ってもなかなかGTを勝てない鞍上らしい見事な大へぐりなら単なる一過性の惨敗。 ヤングアットハートの充実ぶりは脅威。1600万をわずか2戦で卒業したエリートで経験不足が否めなかったが、古馬相手の前走重賞でいきなり0秒3差。時計的にも素質開花のいい刺激となったことは間違いない。振り返ってみれば勝てるレースをとりこぼしてきただけの出世の遅れだろう。重賞馬アリゼオ、菊花賞3着ビートブラックにいずれも0秒4差。菊花賞で穴人気になったトウカイメロディの好調時に先着。セントライト記念馬クォークスターに0秒3差など胸を張れる実績を残してきた実力馬がようやく軌道に乗ったということ。前走は直線半ばで2着馬に前を横切られてひるまなければもっと際どい着差。兄シンゲンは重馬場快勝の実績。 キャリア3戦目の青葉賞3着だったハートビートソングは人気先行の嫌い。格上げ戦の重賞でいきなりハンデ56キロ。確かにすべて掲示板の安定感と距離適性の高さは強調できるが、これといってハードなレース経験を積んできたわけでもない実績を考慮するとまだまだ原石というイメージが強い。逃げ馬より手ごたえの悪かった前々走は底力で差し切り勝ちで、やはり本質は芝ベスト。押さえ切れぬ行きっぷりの良さから影を踏ませぬ完勝だった前走からどこまで成長具合を加味するか。時計は出ていた前走の当日から道悪巧者とはいぜん言い切れない。 歴史に残る超スローとなった天皇賞から直行するマイネルキッツはレースレベルを測るのにひとつの目安になる。どこかで動いた馬がいずれも失速するという特異なレース。我慢し続けた馬のワンツーなら、トゥザグローリーの向正マクりによって闘志に火がついてしまったこの馬は一過性のポカとして割り切れる。この条件下で走らなければもう後がない。 前走で穴馬として狙ったマカニビスティーは案の定、スタミナ勝負に強さを示したが、ある程度瞬発力が求められるスローの上がり競馬が予測できる条件では策がない。同じ道悪歓迎のタイプでもケイアイドウソジン、トレイルブレイザーは実績無視で狙いたい魅力がある。本来なら格下でもケイアイは走る東京コース、トレイルは自在に捌ける長距離砲。
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