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東京裏読み

関東
9R10R
11R12R

関西
9R10R
11R

ローカル
11R

WIN5

 

東京11R馬単10→5、3、18、4、9、11

5、3、18、4、9、11→10

3連単2軸マルチ10、5→3、18、4、9、11、15 (36点)

3連単フォーメーション10→3、18、4、9→

3、18、4、9、11、15 (20点)

3、18、4→10→

3、18、4、9、11、15 (15点)

3連複フォーメーション10−5、3、18−

5、3、18、4、9、11、15、8、14 (21点)

ニュージーランドTの結果をどう受け止めるかだが、道中ラチ沿いを立ち回った馬が上位独占の中、ブライトラインはちぐはぐな競馬で3着に価値がある。とにかく致命傷にもなる掛かり癖が悩みの種。それでもデビュー2戦目でシンザン記念2着マイネルアトラクト、2勝目時にはクイーンC勝ちで桜花賞2着ヴィルシーナや皐月賞8着メイショウカドマツを軽く退けている。がっちり折り合ってケタ違いの瞬発力を生み出した前々走が本当の姿。完全に引っ掛かって勝負どころでごちゃついて仕掛けの遅れた前走でもきっちり馬券圏内確保に別格の素質をにおわせている。折り合った前々走が5ハロン通過59秒6、掛かり気味の前走が57秒6。左回りとコーナー2つで折り合えた可能性が高まれば、条件好転で主役として扱える。

カレンブラックヒルの前走は控える競馬で結果を残せたことが最大の収穫だろう。デビュー2戦はハナか、番手。とりわけ前々走は完全に引っ掛かりながらも並ばれて抜けせぬ勝負根性で2連勝を決めて一流馬としての地位を確立した。早々にムチが入る行きっぷりの悪さでも、終わってみれば馬群から抜け出すまでが速い横綱相撲。今までのダイワメジャー産駒とイメージの違う瞬発力を武器にGT勝ちにリーチとなっている。ハナに行きたいメジャーアスリートは本質ダート馬。同型どころか、先行馬さえ見当たらないメンバー構成ならば、前走よりはるかに展開に恵まれる可能性は高い。死角らしい死角はない。

レオンビスティーは距離にメドを立てた前走で軽視できなくなった。道中ラチ沿いを立ち回った馬が上位独占の中、終始外々を回る馬場特性に反した乗り方。それでも最速上がりに0秒3差に迫る切れ味で2着馬と0秒3差なら絶対的な能力差はない。気楽に乗れる立場になって名手に乗り替わり。スローでもハイペースでも外々を回る必要のない縦長が理想な流れ。

土曜日に前走3着馬スピルバーグのダービートライアル快勝でさらに株の上がるマウントシャスタは評価が揺れる。デビュー2戦が超スロー、前走も単純なスローの上がり勝負で結果を残しているだけで、33秒台の末脚で1分33秒前後の時計勝負が求められる決着はいぜん未知数となっているのが本音。前2走が致命傷になるスタートミス。たとえ、クラシック級の素質を秘めていても、前3走の数字にまったくGT通用の裏付けがない。

レオアクティブは決して距離が長いことはない。朝日杯は外枠を引いて徹底待機からタイレコード決着の3着が決定的な証。キャリア9戦で7度の最速上がりという爆発力はますます磨きがかかって、東京芝(1100)、スローもハイペースも経験済みの豊富なキャリアは心強い。

見た目は強引な勝ちっぷりでも数字的に物足りなさが残ったのが前走のジャスタウェイだった。上がりレースラップ最後2つが11秒2−12秒3。1秒1差もありながら勝ち馬以外に伸びてこなかったことでレースレベルが疑われるのも仕方ない。過去10年、前走2月からのステップで掲示板に載った馬は皆無。順調さを欠いたことが致命的になりそう。

アルフレードの前走は道悪だけが敗因と思えぬ惨敗で評価を下げた。4角までいい感じでスムーズな折り合いだったが、自ら走るのを止めたような失速ぶりではひと叩きの一変が計算しづらい。内々我慢が奏功して展開の利もあった朝日杯から真逆の大外枠。強調材料が乏しい。

セイクレットレーヴの前走は勝ち馬より上回る4角の手ごたえだったが、完全なる鋭さ負けで瞬発力勝負に限界が見え隠れしている。休み明けでいつもよりテンションが高かったことを割り引いても、1分33秒前後の決着で最後まで抵抗する姿は浮かばない。

直前まで出走を迷っていたハナズゴールはひと叩き後のオークス全力がごく普通の流れ。順調さを欠いて実質追い切り2本で挑むGTはあまりにハードルが高い。芝でキャリア2戦だが、ガンジスは逃げ差し自在に立ち回れるレースセンスと追って確かな末脚に特長。逃げ先行馬不足のメンバーでは無視できない。