12→1、5、9、7、11、4 12→1、5、9、7、11→ 1、5、9、7、11、4、14、3 (35点) 12−1、5、9− 1、5、9、7、11、4、14、3 (18点) スマートギアは乗り替わりで呪縛が解かれたということ。前任騎手は必要以上の徹底待機で常に展開負けを露呈し続けてきたが、前2走の好位差しで単なる鞍上の都合だったことが裏付けられた。これまでGT4、8、7着。GU、GVで2着が3度もありながら、前走でようやく重賞初制覇はあまりにも遅すぎた春。行く気になればハイペースでもスムーズな折り合えるレースセンスの高さを新しいコンビで見出せば鬼に金棒状態だろう。最速上がりで着差以上の横綱相撲となった前走は人馬ともに大きな自信となる。 ダノンスパシーバはハンデ55キロが魅力。これまで掲示板を外したのが、5戦だけの安定感でも重賞初挑戦が4走前という初々しさ。それでも3着馬と0秒4差でスマートギアには先着。続く小倉大賞典は12キロ増の誤算があって0秒3差まで食い込んだ。前々走はテン乗りの手探りで3着ダノンバラードに0秒5差ならば納得の9着。4角前の強引なマクりで相当なコースロスがあって最速上がりの2着となった前走も十分に納得できる。東京や京都外コースで絶対的な自信。直線の長さが成績に比例する。 ダノンバラードの前走は力接近のメンバー構成。人気を背負って終始外々を回ってロスを無視。当たり前の乗り方で最後ひと伸びのない3着だった。勝負どころでは追っ付け通しの行きっぷりの悪さから案の定、着差以上に能力差を感じさせる0秒4差で重賞2勝目が計算しづらくなっただろう。ハンデ57キロは楽な条件ではないだけに、ロスなく立ち回って好位で脚をためることが大前提になる。理想は道中ラチ沿いの位置取りで皐月賞の再現。 トーセンラーはなぜか長距離にこだわる不可解なローテーション。菊花賞3着で色気が出てしまったのか。見た目は明らかに千六〜二千のスピード型で、セントライト記念、菊花賞の好走はあくまでも高速馬場だったと割り切るべき。良馬場、直線長い新潟コース、守備範囲の距離で真価を問いたい。 まったくロスのない立ち回りで好調続くヒットザターゲット。直線内目を通って最速上がりの前々走や、マクり合いの中で直線まで仕掛けを我慢できた前走は展開の利も大きかったが、再現可能な絶好枠を引いて無視できなくなった。王道重賞ロードよりローカル重賞に強さを誇るダンツホウテイは年齢的に最後のチャンスか。苦手な道悪より、パンパンの良馬場で本領。
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