2→14、10、6→
14、10、6、13、11、1、9 (18点)
14、10、6→2→
14、10、6、13、11、1、9 (18点)
2-14、10、6-
14、10、6、13、11、1、9 (15点)
次期エース級が勢ぞろいしたハイレベルなメンバー構成で、中でも現役最強の3歳世代は粒揃い。ダートでは5戦5勝のハタノヴァンクールは休み明けでも主役として扱える。着差以上の強さで圧倒し続けてきた3歳王者は、とにかくレースぶりが派手。鞍上の性格か、馬自身のズブさかは微妙だが、前半は置かれるだけ置かれて離れた後方の位置取りが定位置。それでも3角過ぎのマクりから力業で差し切る内容には圧倒されている。直線入口でギブアップ寸前の手ごたえでも、エンジンがかかれば凄み十分な末脚に特長。4戦4勝の千八で2戦2勝の京都。休み明けも苦にしない大型ならば、死角らしい死角はない。
ローマンレジェンドは辛勝の前走でいくらかトーンダウンが本音だろう。前々走まで無敵に近かった4連勝で一気に重賞ロードへと意気込んでいたが、直線入口でエスポワールシチーに並んでも突き放せないもどかしさ。斤量59キロを背負った相手に同タイムでは、超一流馬にひとつの壁を感じるも当然といえば当然ということ。57キロ経験もまだ2戦目。絶対的な人気になるほど抜けた立場ではない。
ホッコータルマエの前走は距離短縮とJRA馬場で見事な転化。2着ナムラビクターは先日オープン特別をぶっち切り勝ち。3着イジゲンはその後重賞でも楽しみになるような準オープン圧勝でますます色気づいている。スタートを決めて前々ならすべて掲示板の安定感。良馬場で1分50秒台の持ち時計があれば、古馬重賞でも太刀打ちできる。
グレープブランデーは度重なる休養で波に乗れないだけ。昨年のジャパンDダービー快勝直後は次期エースの評価があった元エリート馬で、クラスと斤量の壁で前走0秒7差なら今後にメドは立った。実績と馬っぷりの良さの加味すれば、もう一段階の成長が見込める4歳馬。勝負どころの行きっぷりの悪さを集中力不足と判断して今回ブリンカー着用を試みる陣営の判断も悪くない。乗り替わりなどを含めて大変身する材料は揃っている。
ニホンピロアワーズはJRA馬場に課題を残す。パワーが求められる地方馬場で重賞3勝など如実に適性の差が表れている。地方重賞(3101)に対してJRA重賞は昨年のみやこS3着、ジャパンCダート9着、アンタレスS5着、東海S2着。前々走で57キロを背負って届かなかったジリ脚がさらに1キロ増の58キロでは策なしか。得意の京都コースだけが頼り。
終始外々で最後方だったのが前走のサンライズモールなら乗り役と呼吸が合わなかったと納得。前々走の除外でリズムが狂ってきたが、休み明けに信頼置けるテッポー実績と古馬相手になってすべて掲示板の京都ダートで復活の手ごたえをつかめるかどうか。ローマンより斤量2キロ増で0秒2差の実績は強調できる。
ヒラボクキングの前走は10キロ増の誤算がすべて。エスポワールシチー相手に並ばれることなく、振り切った前々走が本来の姿ならリフレッシュ次第。前走のように馬群に閉じ込められるような位置取りは避けたい。ハナか、番手が理想的。
フサイチセブンの前走は驚くべき好走だろう。長期休養明けのブランクを感じさせない粘り腰。勝負どころでマクられてズブズブになる展開を残り100まで抵抗を続けば着順、着差以上の収穫をつかんだ。馬っぷりに衰えはまったく感じない。
意外性で狙いたいのがオースミイチバンだ。前走はパワー馬場でスタミナ以上に瞬発力を求められた極限の上がり勝負。結果的に大井に慣れない鞍上がペース音痴に陥り、単なる展開負けの内容ならいつでも巻き返せる。鞍上とともに成長中の3歳馬は無視できない。 |