８→14、２、３、15、５→

14、２、３、15、５、12、６　(30点)

14、２→８→

14、２、３、15、５、12、６　(12点)

キングブレイクは強さとモロさ同居で出世のスピードがスローだった期待馬。昨年の実績を考慮すれば1000万卒業に手間取っている姿はイメージしづらかったが、休み明けの前走で一変。すべてはブリンカー着用の英断が吉と出たことで、一気に重賞ロードへ登り詰めることが可能なまでの感触を得ている。最近のレースは集中力を欠いていただけだったことが前走で改めて証明されれば、鞍上は自信を持って好機のマクりに徹するだろう。４角前、絶好の手ごたえで圧勝を意識できた行きっぷりの良さからぶっち切り勝ちが、すでにオープン予備軍としての強さの証。いくらか見込まれたハンデでもハナにこだわる逃げ馬不在で再び展開の利が加われば前走の再現が濃厚。

内々我慢の前２走がいい経験。イッシンドウタイが再び好枠を引いたツキの良さを強調したい。高いレベルで安定した時計、前走でクラス卒業にメド、完調が望めるステップとこれだけ走る条件が揃えば崩れる姿は浮かばない。いずれにしても流れに乗れば自在に捌ける。

ヒラボクビジンは走る中山で見直しが必要か。まともに出ることのないスタート難からさすがに千六で勝ち負けが厳しくなった悪癖持ち。ゆったりと流れるラップになる(３１１１)の距離と４つのコーナーで追走しやすくなる(３１１２)のコースなら上位確約。

スターバリオンは前走が連闘で今回が休み明け。キャリアの少ない千八で初コースの中山ではひとまず叩き台のムードが否めない。上がり馬フィールザラブは未知なる距離で昇級戦なら経験レベルの段階。休み休みでリズムに乗れず出世の遅れているコルポディヴェントはデビュー以来、最高体重だった前走で納得の４着。得意の中山でひと叩きという理想的なステップで反発可能。忘れた頃に走るチョイワルグランパも侮れない。切れる脚がなく、スローの上がり勝負で流れ込むのが好走パターン。強力な逃げ馬不在で無視できなくなった。ストロングバサラは展開負けが続いたが、ワイドラインなら展開ひとつで食い込める瞬発力と最近の時計。少なくても短距離に良績集中のオールドパサデナには負けられない。