13⇒3、8、15、9、7、1、11、14 (168点)
徹底したマイル路線だったモーリスの取捨がすべてとなるレース。結論から言えば勝ち負けのレベルにないと判断した。何より引っ掛かる激しい気性は得意の千六でも強烈だったこと。前々走は3角まで引っ掛かり、前走は日本馬場がうまくない鞍上が必要以上に控えたとはいえ、完全にリズムを失う乗り方、引っ掛かり具合だった。4つのコーナー、鞍上に魔術師、母母メジロモントレーなど二千をクリアできる条件も揃っているが、あくまでも最近のイメージは生粋のマイラー。洋芝、道悪も未知数となるとますます危うい人気馬。
距離、コース適性は少なくてもモーリスより上。前走は乗り替わりがモロに裏目に出たネオリアリズムを狙いたい。午前中より少しだけ雨の降った後としても、同日未勝利より5ハロン通過で0秒2だけ遅いというラップを徹底待機。マクる大技も封印して直線まで仕掛けを我慢したことは鞍上の勝負勘の鈍さ、ペース音痴がすべての敗因として割り切るしかない。叩き2戦目(100100)で札幌(310202)。稍重(110001)、兄に道悪巧者のリアルインパクトで雨は大歓迎。
ネオと同じような位置取りに加えて直線でうまく捌けなかったトーセンレーヴも見限ることができない。未勝利並みのラップで1~3着は道中すべてラチ沿いのコース取りという特異な流れ。3着馬の直後の位置取りから直線でなぜか混み合っているところへあえて突っ込んでまったく追えなくなる始末。ラチ沿いをつけばガラガラだっただけに、休み明け(201017)から叩き2戦目(301001)となって年齢的にも最後の激走を期待。
ヌーヴォレコルトの最近の不振は年齢的な衰えだろう。結局、海外遠征が現役生活を短くさせた可能性が高まっている。前々走は完全なるオーバーワーク。馬体増にもかかわらず、丸みのない馬体にしっかりと表れていた。レースでは申し分ない位置取りから不発に終われば鞍上の乗り方云々は関係ないだろう。前走は直線入口の時点で先頭から4馬身後方の外。手応え十分でも連続の不発は、簡単な修正がますます難しくなったことを示している。乗り替わりの刺激だけでは強調材料に乏しい。
ハギノハイブリッドは勝ち切れないが崩れない安定感に強み。これまでダービー、菊花賞以外は負けても0秒8差。昨年の札幌記念は0秒3差で二千(121003)以上に距離適性は高い。函館記念2着を含めて洋芝適性の高さからも乗り方ひとつで大駆け可能。いずれにしても積極策が大前提。 |