8、6、9、3⇒8、6、9、3⇒
8、6、9、3、14、12、4 (60点)
8、6、9、3
アピールバイオは時計以上に大物感漂う。終始2馬身ほど離した逃げから完璧なる横綱相撲。残り1ハロンでセーフティリードとなる圧勝劇はもちろん、メンバーNo2の上がり時計より0秒8も上回った瞬発力は単なる逃げ馬と思えぬ驚異的な数字を叩き出している。ぶっち切った3着馬が次走好時計勝ちにもレベルの高さが示された。チャカつく気性で馬体も子供そのもの。未完成ながら結果を残してイメージどおりの叩き2戦目のさらなる飛躍か。色気を出しすぎて必要以上に控える競馬だけは避けたい。ハナか、番手にこだわって結果は出る。
アンジュシャルマンのデビュー戦はレベルが高い。すでにこの馬以外に3頭が勝ち上がっているレースレベル。直線入口の前4頭だけの競馬とはいえ、残り100で完全に並ばれてから二段加速の瞬発力で振り切ったことは2歳新馬離れしていることがうかがえるだろう。終わってみればメンバーNo2の上がり時計、簡単にハナを切れたテンのスピードなど、随所に見え隠れてしているセンスの良さが素質馬の証。馬は完璧、鞍上不安だけ。
イブキは距離短縮がどう転ぶか。大跳びでいかにも中距離以上がしっくりくるフックワーク。馬体が良く映るのはルーラー産駒の特長であっさりクリアしても驚かないが、母の兄弟に重賞入着常連にもかかわらず、結局重賞未勝利に終わったモノポール、エルカミーノ。ここ一番の勝負弱さは血統的なものの可能性が否めない。いずれにしても次走で大楽勝したレジェンドセラーを追い比べで退ければ確かな完成度。パワフルな走りと馬体が血統的な弱さを簡単に凌駕しても驚かない。単あって連なしタイプか。
モーヴサファイアは人気先行の嫌い。レースぶりは豪快そのものでもレースレベルが低かったことがすべてと勝因だったと割り切れる。古馬500万の二千で1分59秒台が出る超高速馬場。時計を別にしてもレースの上がり時計36秒2はあまりにも平凡すぎる。出遅れから強引先行、モマれない外めを立ち回れたことも奏功した。馬体はもっと成長してようやく完成形。まずは気配に注目する。
控える競馬で早くも底がみえてきたマイネルバールマンは前走の経験を活かせるかがカギ。直線残り1ハロンまでに少し離されて、ゴール直前になって盛り返した内容に瞬発力勝負の限界の近さが表れているか。それでも前2走はいずれもメンバーNo2の上がり時計が相手なりの安定株の証。単よりも連軸向き。 |