1⇒4、8、11 (18点)
少数精鋭。次世代を担う上がり馬が集まった。中でも歯がゆい競馬の続いたマスクゾロが前走で素質開花をにおわせる圧勝劇は驚いた。スローに流れたとはいえ、上がりレースラップに11秒台が含まれる極限の瞬発力勝負で絶対的な強さを示したことは大きな転機。前走と同じ鞍上で強力な逃げ馬不在のメンバー構成となれば、ごく普通に同じ乗り方が自然な流れ。逃げ馬として今後の重賞ロードの主役へ。
キョウエイギアは3歳馬らしい充実ぶりで自身の地力と世代ハイレベルを実証している。平凡な見た目に反してレースぶりは実に豪快。唯一の上がり38秒台だった最速上がりで、メンバーNo2より1秒1も速い末脚はまさに超一流の証だろう。2着馬はその後も重賞2着。レースレベルにも太鼓判が押せる。リフレッシュしてどこまで馬体が成長しているか。まずはパドックに注目。
芝で勝ち切れなかったジリっぽさはダートで微塵もみせてないのがピオネロだ。デビュー勝ち、札幌2歳S4着、共同通信杯5着、青葉賞5着など、即オープンまで出世確実だった実績だったが、意外にも1600万卒業に手間取ってダートへ路線変更で本格化急。前々走は直線入口で4頭横並びの中からメンバーNo2の上がり時計、前走は余裕十分の手応えから並ばれることなく突き抜けた。二段加速の瞬発力はまだまだ底知れず。自在性と勝負強さはキャリアを積むごとに凄みが出ている。 |