16、12、10⇒16、12、10⇒
16、12、10、2、6、8 (24点)
上がり時計は驚くような数字でもなく、勝ち時計もごく標準並み。フローレスマジックは前走のインパクトより、デビュー戦の差し切れそうで交わせなかったもう一歩の切れ味というイメージが強い。デビュー戦より2戦目のパフォーマンスが上がるのがエリートのディープ産駒特有の上昇度としても、13番人気が2着、7番人気が3着のようなレースレベルの低さでは価値を見出せない。全姉ラキシス、全兄サトノアラジンもデビュー当初は重賞で取りこぼし連発の勝負弱さだった。
リスグラシューはフローレス以上に2戦目で化けた。直線平坦向きと思えたが、ほぼ持ったままでぶっち切り。残り150で軽くしごいて残り100から早くも流してレコード勝ち。結局ムチを使わず、同日の古馬1000万より0秒4だけ劣る勝ち時計は掛け値なしの大物ということ。ハーツ産駒がこの時期にこれだけ走れば文句なし。さらなるスケールアップの計算。
アピールバイオはまだ見限れない。経験だけならフローレス、リスを上回る。前々走は直線で接触しながら差し返す勝負根性。前走は初の控える競馬で直線馬群での追い比べに嫌気が出たような残り50からのエンジン点火。いずれもここへ向けてのいい収穫だったと割り切れば期待が膨らむ。 |