2⇒5、16、4、15、14、6、18、3
2-5、16、4、15、14、6、18、3
2⇒5、16、4、15、14、6、18、3
ダノンプレミアムの前走は着差どおりのにレースレベルは高い。同日の古馬500万より5ハロン通過が0秒9遅く、勝ち時計も0秒9遅かっただけ。レースの上がり時計は0秒1だけ劣る数字に価値を見出せる。とにかくレース巧者。3角で外からマクられてびっしり併せの形になったが、まったく動じず、4角前に馬なりで引き離す余裕。残り1ハロンからさらに加速していく瞬発力は大物感十分の貫禄があった。大跳びだけに極悪馬場にプラスはないが、少なくても前走並みの馬場ならば世代トップレベルの評価は揺るがない。
ダノンがノメるような馬場になれば、ステルヴィオの出番がある。あくまで条件付きになるのは前走がいかにも恵まれた一戦だったからだ。前走のメンバーで千六以上の経験馬6頭中3頭でワンツースリー。レースではマクり合いの中でこの馬はじっくり直線まで仕掛けを他馬より我慢できたという展開の利もあったこと。高速馬場でもパワー馬場でも結果を出したオールラウンダーとはいえ、地方馬に最後猛追されたこともイメージを悪くしている。この馬がだらしないのか、2着の地方馬が強いのか。いぜん評価は定まらず、ここが本当の試金石。
狙いたいのはハクサンフエロだ。距離を縮めて本領の前走は強烈な勝ちっぷりで、同日の3歳未勝利より1秒1、2歳500万より0秒7も速い時計は楽に重賞レベルということ。残り4ハロンから加速して上がりレースラップはすべて11秒台に大物感をにおわせる。各馬が消極策になりやすい道悪で絶好枠を引くツキの良さ。各馬に色気が出やすいどんぐりの背比べ的なメンバー構成では再び単騎逃げだろう。少なくても存在感は示せる。
いまだ2着馬のみの勝ち上がりとなっているデビュー戦はレースレベルに疑問が残ったまま。テンクウは重賞3着でも評価を上げきれない。前走の馬場は当日逃げ残り連発の高速前残り馬場。スタート後の前4頭中、3頭でワンツースリーの展開の利に加えて各馬が引っ張り込んでさらに先行馬が楽な流れになったことが奏功している。1~3着馬が横並びの追い比べでいち早く残り1ハロンで脱落したこともマイナスイメージ返上できない理由のひとつ。決め手が今ひとつで、脚質も定まってない現状はいかにも成長過程となると強気になれない。
ダブルシャープはタワーオブロンドンを物差しにして人気ならば怖さはない。前々走でタワーは距離にはっきり限界を示して終いバタバタになった際をゴール寸前で差し切っただけ。前走も各馬が3角過ぎから仕掛けるサバイバルレースで、ギリギリまで仕掛けを我慢して脚をためることができた。前走は過去10年でワーストNo2の勝ち時計の悪さ。タワーは2週前にオープン勝ちを決めたが、翌日の未勝利よりわずか0秒2上回った程度。さらに骨っぽい相手となって長距離輸送でここまで人気になると旨味はない。
ボウルズは前走で強烈な個性と能力を示した。かなりロスのある大外ブン回しから追い出すと一瞬にして先頭、抜け出してから強烈なササり癖でまっすぐ追うのに苦労するが、それでも上がり33秒台がわずか2頭の中で最速上がりに大物の片鱗がうかがえる。コースロスと悪癖混じりにもかかわらず、圧倒的な瞬発力でひと差しは穴の資格が十分。 |