6、15⇒10、14、12、16、9 (30点)
6、10⇒14、12、16、9 (24点) 6、14⇒12、16、9 (18点)
15、10⇒14、12、16 (18点) 15、14⇒12、16 (12点)
15-6、10、14、12-
6、10、14、12、16、9、5 (18点)
6⇔15、10、14、12、16、9、5
ゴールドドリームの本質は見極めきれない。ベストの距離は? コースは? 良馬場がいいのか、道悪でさらなる真価か。とにかくつかみどころのない戦績が頭を悩ませる。まさに強さとモロさ同居。昨年のフェブラリーSとチャンピオンズCを勝ったとはいえ、絶対王者としての貫禄は感じない。勝ったレースはいずれも豪快そのものだが、淡泊に負けたレースの方がインパクトが強いからだろう。これまで海外遠征を除いて負けたのは計6戦。地方馬場は合わないと決め込むとJRAでは2戦から敗因を探りたい。
16年武蔵野S2着は今回と同じ条件。勝ち馬がレコードの大駆けとはいえ、着差以上の完敗。上がり時計も最速より0秒7も遅い数字だった。極限のスピード、瞬発力勝負に課題を残していた。
もう1つ負けたレースのチャンピオンズCは敗因がはっきりしない。勝ち馬は追い込み、2着馬は先行差し、3着馬は先行。いつもより好位で立ち回ったことが裏目に出たのか、この馬向きの流れで完全不発に終わっている。道悪でも同じ距離でも良馬場でも道悪でも勝ったり負けたり。まさに気まぐれ的なポカの前歴があれば、全幅の信頼は危険だろう。
前走は目標になる馬が2着馬のほぼ1頭だけでレースのしやすい相手関係だっだ事実。さらに休み明け(120011)で本質が叩き良化型。連勝は2年前のデビュー当初からない。前走がデビュー以来の最高体重で仕上げの難しさも増すだろう。いずれにしても鞍上頼り。前走より意識する馬が多数で同じGⅠでもかなり乗り難しくなっている。
テイエムジンソクは小細工しなかった前走が本来の姿。ペースを見極めてハナを切る自信のなさから控える競馬に固執していたのだろう。これまで逃げ切りが一番強い競馬をしてきたことを理解していないことが驚きで、問答無用の逃げに構えれば前走のように安心してレースに挑めるということ。エルムS、チャンピオンズCはまさに典型的な例。スローで控えていずれも掛かってリズムを崩して自滅するのは、レース前から決め打ちの乗り方の弊害そのもの。アドリブの利かない低レベルな鞍上がここをどう判断したのか。距離短縮で番手でもこなせる感触はあるが、勝つことだけを意識するならばハナ切ること以外考えられない。この距離、この枠順、強力な逃げ馬不在であえて控える競馬選択して引っ掛かって自滅を繰り返したならば、もう引退すべきの大へぐりだろう。ベストのスタイルを貫くことがGⅠ勝ちへの近道。
サンライズノヴァは人気先行の嫌い。前走は脚抜きのいい馬場だったからこその好走だった。良馬場の時計勝負にまったく裏付けのない戦績。良馬場限定の千六持ち時計はメンバーNo8。単純な比較でもNo12。経験が少ないために良化余地を残すが、あまりにも千四のパフォーマンスが強烈だけに、スピードはもちろん、極限の瞬発力に加えてある程度のスタミナが必要になる東京千六ではどこかバランスの悪いイメージがある。好馬体だったにもかかわらず、後方で掛かっていた3走前でやらかした完全不発の悪夢がよみがえる。とにかく千六ではハイペースオンリーのイメージが前走でさらに強まった。
ノンコノユメは7走前に突然セン馬になって帰ってきたことに驚いたが、その後深刻なスランプに陥ってから前走の復活劇はさらなる驚きがあった。気性で走るタイプを絶好調時に大きな決断。今でも間違った英断だったと確信しているが、それでも古豪が結果を残したことでわずかながらもGⅠ勝ちに近づいたか。
前走は完全にこの馬向きの流れだったということ。芝並みのラップで前々どころか、好位追走の馬も総崩れとなるハイペース。納得のレコード決着で、稍重を含めて道悪(520310)の絶対的な得意な馬場になったことも奏功した。いずれにしてもセン馬になる前より距離が持たなくなり、良馬場でパワーが求められる条件ではまだ半信半疑。良馬場限定の千六持ち時計がメンバーNo6が決定的な証か。テイエムの大暴走した際のみに出番が回ってくる。
千八以上に固執してきたアウォーディーは遅すぎた千六挑戦。すでにゆっくり下り坂で、得意な距離でもワイドラインで行ったり来たりに衰えが見え隠れしている。上がり時計に35秒台の経験なしは致命的。単純な上がり時計比較でメンバーNo13は数字どおりに受け取っていいだろう。控える競馬では策がなくなった高齢馬。前日5番人気でも人気になりすぎ。どんな流れでも好走パターンが浮かばない。
ケイティブレイブも同じようなタイプ。中距離の先行型でテンのスピードは速くない。ハナを切れる可能性は低く、JRA馬場よりパワー重視の地方馬場が輝ける舞台であることはすでに証明されている。経験不足になる久しぶりの千六では直線を待たずして無抵抗の失速か。
インカンテーションはアウォーディー、ケイティより数段魅力がある。千六(120101)で持ち時計も平凡ながら、かしわ記念2着、武蔵野S1着で少なくても昨年とは別馬のような地力強化がうかがえる。時計も瞬発力も求められる極限の時計勝負では分が悪いものの、テイエムが残れるような流れでは侮れない。外から被されない位置取りが理想。 |