12、13⇒1、3、4、16、10 (30点)
12、1⇒3、4、16、10 (24点) 12、3⇒4、16 (12点)
12-13、1、3-
13、1、3、4、16、10、5、6 (18点)
12⇔13、1、3、4、16、10 1、3、4、16⇒13
レッドベルローズの不振はスタート難がすべてだった。名手によって化けたのか、距離延長が奏功したのか、いずれにしても距離二千がしっくりきて、デビュー当初の高い評価を一気に取り戻した。相変わらず高いテンションだが、完璧な好位差しから3戦連続となるメンバーNo3の末脚で完封。デビュー戦の最速上がりを含めて、先行~追い込みまで自在に立ち回って不発のない瞬発力は何よりの武器になっている。さらにエリートのディープ産駒をにおわせる好馬体。秘める地力は時計、着差以上に感じさせる良血馬で器用さと瞬発力が求められる開幕週馬場はまさにイメージどおり。
デビュー時ですでにギリギリの馬体だったが、前走はそこからさらに馬体減。ゆったりしたローテながら馬体の成長がなかったサラキアにとって長距離輸送の克服は難題だろう。桜花賞を見向きもしないで距離を求めて二千以上を経験している馬がこれだけ揃ったことも厄介。前々走は唯一の上がり33秒台の最速上がり、前走は最速のラッキーライラックにわずか0秒1差の数字にも胸を張れるが、小柄な牝馬の未知なる距離ではさすがに手探り感が否めない。ひとまず経験レベル。徹底待機からの権利取りか。
同じディープ産駒でもサトノワルキューレのイメージは少し違う。直線でスムーズに捌けなかった前々走を除けばほぼ完璧な戦績だが、馬体的には極限勝負になってどこか不安視されるパワー型。上がり33秒台の経験なしは極限の瞬発力が求められる開幕週馬場に少なからず影響してくるだろう。スローになりやすいトライアルで裏付けのない極限の瞬発力勝負になった際にどこまで抵抗できるか。時計勝負か、瞬発力勝負のどちらかのメドは立てたい。
度重なる休養でも思ったほどの馬体成長のなかったオハナも同じような悩みを抱えるが、さらに折り合い不安が加わる。ある程度の瞬発力は計算できても、千六で行きたがる仕草の出た前2走から道中スムーズは無理な話か。レースレベルが上がっていったとはいえ、最速上がりのデビューから前2走はメンバーNo3、5と走るたびに切れ負けしてきたディープ産駒に先々でもがく姿は簡単にイメージできる。距離延長の刺激頼り。
ノームコアの評価は微妙。重賞3着でも翌日の未勝利よりわずかに上回った程度で、上がり時計もごく標準レベルなら相手に恵まれすぎたと割り切るべき。キャリア3戦すべてが驚くような数字も派手さもなく、相手なりに立ち回った器用さが奏功したイメージが強い。シャープに仕上がったバランスのいい好馬体で帰ってきて馬体増はそのまま成長分。あっさり勝っても惨敗しても驚かない。
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