14、10、5⇒14、10、5、9、11⇒
14、10、5、9、11、7 (48点)
14-10、5、9、11、7、2
14⇔10、5、9、11、7 10⇒5、9、11、7
実質、条件上がりのミッキーグローリーと同斤量。重賞勝ちが時間の問題となっているワントゥワンにとって恵まれたハンデになったことは言うまでもない。最速上がりの経験は実に15回。その戦績(560130)でとにかく脚をためて能力全開になる追い込み馬だが、ディープ産駒特有の切れ味はますます磨きがかかってきた。古馬初の重賞挑戦となった4走前から上がり時計はメンバーNo3、3、1、1。超スローとスローとなった2戦を除けば、牡馬相手でも展開ひとつのレベルまでスケールアップしていることがわかるだろう。休み明け(001121)、叩き2戦目(020021)から叩き3戦目(030100)。恵まれた斤量、理想的なローテーション、持ち時計ベストなら乗り替わりで割り引く必要はない。
やっと鞍上が乗り慣れてきたというロードクエストは、前任騎手の呪縛から逃れてようやく再生してきた。すでに瞬発力には限界近し。あきれるほどの消極策では到底届くはずがなく、ロスなく立ち回るという概念もなく、4角ブン回すような騎手では入着ラインで行ったり来たりも当然の結果だった。中山千六は意外にも2戦目。大マクりから直一気を決めた2年前の京王杯差し切り勝ち以来の挑戦だが、直線の長さと良績に直結しないタイプだけにコース替わりはむしろ好感。走らない叩き2戦目(000014)から叩き3戦目(011001)。3着以内が一番多い中山で2年ぶりの栄冠がみえてきた。馬群の中の折り合いなら掛かる心配もなくなる。
ヤングマンパワーの前走は休み明け(202203)の良績が後押しか、相性のいい新潟(111200)が好走要因か。いずれにしても直線入口では勝機も浮かぶ手応えの良さ。追い比べで一歩劣ったものの、2年前の自己ベストに0秒2差まで迫る1分32秒0は6歳にしてピークに近づいたことを示している。重賞3勝の古豪が復活のシグナル。2年半ぶりの中山がどう転ぶか。
条件上がりでハンデ55キロは見込まれすぎだが、ミッキーグローリーは将来の重賞勝ちが確約されている期待馬だろう。通算(513001)。唯一の掲示板外でも着差は0秒4差。昇級初戦で千六初の1分33秒台決着に戸惑いもあったか。母も5歳で初重賞挑戦、6歳で初重賞制覇の晩成型。初重賞にしては人気になりすぎた嫌いはあるが、千六の持ち時計以上に凄みを感じさせる。千八の持ち時計No1。
ロジクライの人気には驚く。世代重賞のシンザン記念勝ちが唯一のタイトルという5歳馬。中京記念2着とはいえ、同日の古馬500万が1分33秒2という超高速馬場にしてはごく平凡な時計。GⅢレベルには到底届かないレベルとして割り切るべき。持ち時計はこのメンバーNo7。トリッキーな中山未経験では惨敗覚悟になる関東の初重賞挑戦だろう。鞍上にとって関東の重賞は何年かに1度制覇というレベル。関西以外では混戦メンバーで単というイメージはない。
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