10、4⇒10、4、9、6、8⇒
10、4、9、6、8、11、1、3 (48点)
10-4、9-4、9、6、8、11、1、3 (9点)
10⇒4、9、6、8、11、1、3
4⇒10、9、6、8、11、1、3
GⅠやレースレベルが上がると勝てないのは鞍上なのか、血統的な勝負弱さか。リスグラシューはここで真価を問いたい。ジュベナイルF、桜花賞、秋華賞、ヴィクトリアMでいずれも2着。圧倒的な実績を残す千六(242001)で前走の掲示板外は気になるものの、現役牝馬としてはトップレベルのスピードを誇る。圧倒的な持ち時計と瞬発力を武器に高速馬場にも道悪にも強いという馬場不問のオールラウンダー。休み明け(103000)、叩き2戦目(030000)、叩き3戦目(000012)が示すとおりに使い減りする完全燃焼タイプならば、理想のローテーションで絶妙なタイミングの乗り替わりか。いずれにしても前々走で同タイムだったジュールポレールより2キロ減、GⅠでまったく実績を残してないミスパンテールより1キロ減。GⅠ無冠の女王とはいえ、これ以上ない好条件で取りこぼせば、この先もずっと足踏みが続くことを覚悟しなければならない。
ドバイ帰りの馬は牡馬でも不振に陥る確率が高いのにディアドラはむしろひと回りの成長、パワーアップして帰ってきた。鞍上の好プレーで勝ち切った秋華賞とは違って、前走は馬の力を信じて自分のスタイルに固執。同日の古馬500万より1秒5だけ速かった勝ち時計に不満はあるが、迫力満点の末脚で直一気を決めた内容は悪くなかった。ラスト2ハロンの上がりレースラップは11秒3-11秒5。道悪や洋芝だけに強い牝馬と思えぬほど瞬発力に磨きがかかっている。マイルベターなスピード型が揃う中で、スピードとパワーと瞬発力を兼ね備えたハービンジャー産駒。経験もない56キロだが、少なくてもオークスで子供扱いされたソウルスターリングとは立場が逆転している。
ジュールポレールの前走はただただ脱帽だが、ゴール直後に2着馬に交わされるようなギリギリの勝利。雨が強まって直線は内が伸びず、完全な外差し馬場に変わったことも有利に働いたか。見た目には数字ほど切れた印象がなく、他馬も同じような脚色の差し比べ。仕掛けたタイミングの差が大きく左右したような内容では、まだまだGⅠ馬という威厳も凄みもないのが現状だろう。いずれにしても2着馬リスグラシューより2キロ増の56キロはこれまで1回だけの経験。さらに極限の瞬発力が求められる馬場に適性の裏付けもないのが一番の不安材料となっている。千六(512020)と千八(100000)。唯一の千八勝ちのメンバーにアドマイヤリード、アンドリエッテ、キンショーユキヒメなどGⅠ馬を含めて重賞馬がズラリと揃っていたことが唯一の強調材料。
ミスパンテールは大一番の前走で引っ掛かるという最悪な乗り方だった。何回に1回は仕事人として勝負強さを発揮してきた鞍上も年貢の納め時が近づいた典型的な一例。最近は勝たなければならないレースや勝てるレースで取りこぼしの連発。ここ1年の落差は年齢的な衰えを隠し切れなくなったことの表れということ。本格化を導いた鞍上からスイッチの英断がひとつのきっかけになるが、同じコンビで大外枠をクリアするほど馬の能力が抜けてないのが今の現状。千八(000001)、東京(000011)。上がり33秒台以下はわずか4回だけで、単純な上がり時計比較ではメンバーNo8に距離不適や致命的な瞬発力不足が示されている。逃げられなかった時点で怖さ半減。
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