8、7⇒8、7、1、9⇒8、7、1、9 (12点)
GⅠでは掲示板も厳しいメンバー揃いの中、レイデオロの実績はズバ抜けた凄さ。GⅠで勝ち負けするようなメンバーが揃うと評価を下げるべき4歳馬だが、この程度の相手にはいくら低迷してもGⅠ馬の威厳は保てるだろう。クラブそのものが海外志向のため、すでに6走前に適性の低さを露呈しながらも、再び同じ条件に挑む無謀さは納得するしかない。案の定、内容も散々で鞍上の操縦が利かなくなって仕方なくハナを切るほど掛かる気性難を露呈。しかも明らかに距離が長い。二千二でもギリギリの距離という限定スタミナはますます傾向が強まっている。昨年のこのレースでは後方で掛かり気味の折り合いから同タイム勝ちの接戦。このような癖馬を乗りこなすとは到底思えない鞍上配置だけに単よりも連軸向きの人気馬か。いずれにしても58キロのテン乗り、道悪で相当な戦力ダウンを覚悟の上の挑戦。再び馬券圏外を覚悟の狙いになる。
ウインブライトは右回りの千八~二千がベスト条件ということを前走で改めて示した。前走は前2頭がやり合って好都合なハイペース。ラチ沿いでギリギリ折り合うような行きっぷりが良すぎる中、4角で馬群が凝縮した流れもこの馬に向いただろう。直線入口で自然と前がクリアになるツキの良さもあって、残り1ハロンから加速していった。残り100で堂々の先頭からそのまま押し切って着差以上の完勝。2、3着馬よりわずかに脚色が劣ったが、それでも文句なしのレコード勝ち。とにかく速い馬場に絶対的な強さで雨が降って未知なる道悪がどう転ぶかだけ。内々の折り合いが絶望的になる団子になる隊列をうまく折り合えるかも今後の課題になる。いずれにしても休み明け(200002)より中山(520001)のホームコースを強調。雨が降らなければ絶対的な中心馬になる。
ミッキースワローの前走はどちらかと言えば下手に乗った。超ハイペースを早仕掛けの大マクりという暴挙。さらに4角ではどこまで外へ行けば気が済むのかというレベルの大回りが鞍上の未熟さそのものだった。それでも勝てたのは馬の能力がズバ抜けて高かったということ。稍重(100003)、不良(000001)。不良馬場は極悪馬場の菊花賞で3着に0秒5差、稍重の1戦は有馬記念で最速上がりならば、むしろ道悪競馬は得意の馬場のひとつか。器用に立ち回れない鞍上にとって少頭数競馬はレースがしやすいはず。前半で置かれすぎず、スムーズに立ち回れるかがカギ。
|