6⇒5、8⇔5、8、3、7、1 (14点)
5⇒6⇒8、3、7、1 (4点)
フルゲートならば掲示板も怪しかったぐらいに前2走の内容が低調。将来的な能力云々より現時点までの数字がすべてならば、ラインベックはマスコミに持ち上げられすぎ。前走は同日の未勝利と時計、上がり、ラップすべて同レベルが完成度の低さそのもの。最後までしっかり追って未勝利クラスの2着馬をなかなか引き離せなかったことも象徴的だろう。2着馬は今でも未勝利、3着馬はデイリー杯でしんがり負け。実質未勝利メンバーのオープン特別に勝って単に賞金が加算、クラスが上がっただけで、内容的には前2走ともに未勝利級の低空飛行ということ。母アパパネの良血馬がこの短期間の休養で化ける可能性もあるが、極めて稀なケースになることは言うまでもない。前々走もいまだ未勝利の2着馬と同タイムの最速上がり程度の瞬発力。末脚自慢のエリート馬の揃ったここで太刀打ちできるイメージが浮かばないのも当然か。まずは上がり33秒前半を経験してから。
アルジャンナはこのローテに驚きだろう。真夏に除外となって普通なら1週スライドだが、"大人の事情"で一旦放牧から再度仕上げ直し。実質真夏に2度の仕上げを経験して1度の実戦ならば1.5戦のキャリアとして扱うべき。時期としては御法度のローテだっただけに"たった"2か月のリフレッシュは暑さのダメージが完全に抜けきったといい切れない微妙な間隔であることは間違いない。仮にここを簡単にクリアできても来春に突然調子を崩す可能性があることを頭の隅に入れとくべきだろう。
能力そのものに疑う余地はない。前走は13秒台が連発する超スローを必要以上に離れた後方待機から3角過ぎに動き出して4角で射程圏。軽く仕掛けただけで残り1ハロン先頭からは持ったまま。結局ムチを使わずに押し切った。スタート直後で頭を上下させるほどの気性の難しさが解消されているかどうか。体調の良し悪しが微妙で気性的な爆弾を抱える人気馬。圧勝しても惨敗しても驚かない。
コントレイルは同じような圧勝劇にプラスしてローテが好感。アルジャンナとデビューが1週違いとはいえ、こちらは1度きりの仕上げ。カリカリしない気性もいい。前走は残り250まで仕掛けを我慢。軽く仕掛けただけで残り1ハロン先頭でぶっち切った。実質残り150から追っただけの圧勝劇で、少なくても千八までなら距離不安はない。若干のピッチ走法からも今後は距離克服がカギとなる。
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