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函館裏読み
関東
9R10R
11R
関西
9R10R
11R12R
ローカル
11R12R
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函館11R

3連単フォーメーション8、6⇔8、6、2、3⇔8、6、2、3、9、7、5 (68点)

3連複フォーメーション8-6、2、3-6、2、3、9、7、5、15、10 (18点)

馬単8⇔6、2、3、9、7、5  6⇒2、3、9、7、5

マリアズハートの前走は考えられないほどのへぐりだった。ベテラン騎手にいまさらペースを見極め力の低さを指摘しても仕方ないが、それにしても勝ち馬より2馬身後方にもかかわらず、手応え十分の立ち回りで直線まで仕掛けを我慢しすぎた仕掛けの遅さはあきれるだけ。それに加えて直線の追い比べ時にムチを入れた瞬間に外へ大きくヨレさせたのが致命傷になった。最後は内に切れ込んで併せにいったが後の祭り。真っすぐ追えば確実に勝っていた着差と内容だったことは言うまでもないだろう。キャリア7戦目で古馬オープンで勝ち負けは軽く重賞レベル。馬群を捌く勇気が鞍上にあるかどうか。

ジウァージの前走は正直驚いた。まだまだ絞れる馬体で重賞2度目、初のGⅠで0秒3差は馬場が向いたことを割り引いても自信から確信へ変わる転機となる結果だった。ダートからの路線変更が成功と言い切れないのは道悪が続いているためだが、少なくても時計と瞬発力だけが求められる超高速馬場より洋芝はレースがしやすくなる。馬場や直線の長さを問わずに3戦連続の最速上がりがこの馬のポテンシャルの高さ。ダイエット成功で突き抜けるイメージもできる。

不利があってもなくても微妙だったとはいえ、GⅠで同タイム3着というあと一歩の金星。ダイアトニックは千四のスペシャリストでなく、生粋のスプリンターであることが前走で証明された。初の千二が大一番のGⅠ。稍重だった重賞1勝だけらしい道悪巧者に理想的な条件が揃ったとしても、手応えも収穫も得られた経験レベルの豊富な一戦になったことは間違いない。これまで6度の最速上がりの経験馬は好位差しで意外に淡泊。小回り、洋芝なら前走以上の伸びは期待できそう。先頭から2、3列目で立ち回るべき。

相手が強化されるたびに乗り方、仕掛けどころが難しくなるエイティーンガールには試練が続く。直線の長さが京都、阪神がそれぞれ323、359メートル。32秒台の最速上がりでも届かなかった前走こそが直線の距離不足の象徴である可能性が高まってきた。函館は直線262メートル。阪神との比較で一気に100メートル短縮は間違いなく致命傷レベルだろう。北海道シリーズ初の参戦でひとまず経験レベル。