10、6、5⇒10、6、5、9、3⇒
10、6、5、9、3 (36点)
ひと癖もふた癖もある気難しい馬エアアルマスをわずか2度目の騎乗で勝利に導いた鞍上は、三冠を取って自信をつけてさらなる飛躍が期待される。前任騎手より勝ち鞍は劣っても、勝負強くなっていることは証明できた。とにかくモマれた時点でレースが終わる軟弱なメンタルと圧倒的なスピードが同居する馬で、位置取りがすべてのカギを握る。好運の大外枠。前半は馬任せで立ち回れることは大きな利点となった。スタートを決めるだけか。
能力的にエアより劣るとしても、クリンチャーは斤量減で約2年ぶりの美酒が近づいた。前走は追ってからの反応が若干鈍くなったため、直線入口で行き場を失ったのが痛恨のロスと割り切るべき。前々走の時計がそのまま良馬場限定の持ち時計No2。休み明け(120105)から叩き2戦目(031003)と良馬場、阪神(031000)の条件好転で古豪の完全復活は近い。
現時点のベストタッチダウンはハナを切って完全燃焼。前々走はクラスの壁というより自分のスタイルを貫けなかった展開負けと割り切れば、ここから再び輝き始めるターニングポイントになる可能性が高い。とにかく4走前にすでに重賞級をにおわせていた絶対スピード。単純な時計比較でNo1、良馬場限定でもNo4ならば、単騎逃げで残れる計算が成り立つ。内から外から同型に競られやすい微妙な枠順だが、問答無用の逃げで力試し。
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