6、8⇒6、8、11、18、3、14⇒
6、8、11、18、3、14、13 (50点)
6-8、11、18-
8、11、18、3、14、13、1、16、4 (21点)
6⇒8、11、18、3、14、13 8⇒6、11、18、3、14、13
3歳牝馬は世代レベルが低いとみている。それもかなり。数字的に何も誇れる数字がないのが現状で牡馬相手に接戦している古馬に歯向かえる馬などいるのか。3歳馬が一戦ごとの成長、古馬は一戦ごとの衰えを天秤にかけても古馬優勢に変わりはない。
まずは秋華賞のレースレベルから判断したい。同日の古馬1勝クラスより馬場が良化したにもかかわらず、わずか0秒5上回っただけ。5ハロン通過で0秒3だけ速かった秋華賞を考えれば、時計差がそのままレベル差でいいだろう。秋華賞は実質古馬1~2勝クラス。高く見積もっても2勝クラスの判断でいい。
道悪の府中牝馬Sは馬場差を測りにくいため除外。多くがステップレースにしたクイーンSは前日の古馬3勝クラスより5ハロン通過2秒2も速く、レースの上がりが0秒6劣っただけ。時計で1秒9も速ければ低く見積もっても軽くオープン特別級の数字とみていい。
時計も上がりも平凡とはいえ、オールカマーは牡馬相手。札幌記念もそれなりの相手が揃えば、勝ち負けだった馬は3歳馬とレベルは雲泥の差がある計算が成り立つ。
もちろん、牡馬相手のGⅠは3歳馬からすれば、雲の上の存在。超スローの前残りだった大阪杯は微妙としても、安田記念、宝塚記念でひとケタ着順の牝馬は十分に胸を張れる。
連覇を狙うラッキーライラックが1番人気。鞍上、ローテ、相手関係からは納得できるが、そもそも以前の姿をイメージしていいのかに疑問が残る。少なくても衰え懸念の数字が見え隠れした中での抜けた1番人気には危うさしかないだろう。
まず強調材料を並べると阪神(310002)、休み明け(221002)、初コンビの鞍上も心強いが、これまで一番パフォーマンスが高かったのは3歳時で千六、古馬になっては二千の大阪杯が強烈なインパクトが残っている。不安材料を並べると一番真っ先に浮かぶのが距離。確かに二千二(100001)で昨年のエリ女を勝っているが、過去20年を振り返っても良馬場で2分14秒台は17年と19年の2回しかない遅さ。昨年は同日の古馬1勝クラスの二千四より5ハロン通過が1秒3も遅いというGⅠと思えぬ超スローの前残りだった事実。距離を克服というより、マイラーでも折り合えばこなせるラップだったことを考えれば、まだまだ距離克服と言い切れない。
もうひとつは不安材料というより、決定的な衰えの証とみている。以前より明らかに平凡な数字が並ぶ瞬発力の衰えだ。3歳春~4歳秋までの不振時し変わらぬ上がり時計。もちろん、昨年の上がり32秒台は当然で、時計が標準だった中山記念はその分、上がり時計に評価を求めたいがごく標準的な数字。宝塚記念は道悪で瞬発力が殺されたと納得できても、前走の札幌記念で上がりNo6は超スローの上がり勝負だけに一気にイメージダウンだろう。中山記念、大阪杯でそれぞれ上がりNo3、2からの鋭さ負け。スローだけは強かった先行馬にとって着差以上の完敗となったことに間違いない。
阪神の2度の掲示板外はいずれも古馬になってからで、直線坂コース(432102)から少なくても得意のコースではないことがうかがえる。内々のラチ沿いでじっくり我慢する好走パターンが望めない大外枠からが致命的。波乱前提でいい。
ノームコアはいつもどおりの評価。名手が乗れば楽に勝てるメンバーでもロートル騎手配置で毎回評価を悩ます。とにかく折り合えるかどうかだが、さらなる距離延長で完全に折り合えるイメージが浮かばなくなるのは自然な流れ。鞍上の勝負勘の衰えはこれだけいい馬に乗っていればごまかせるが、腕力の衰えは掛かる馬とのコンビではっきりと示されている。とにかく掛かる馬との相性は最悪に近いのは周知のとおり。折り合わせようと努力はせず、"馬任せ"といういいわけを使って無謀な運転を連発しているのが現実。外枠なら完全無視もできたが、好枠を引いて勝つチャンスは回ってくる可能性が出た程度。ここでも抜けたNo1の馬の能力を鞍上がどれだけ減点するかという減点競技となる。折り合えば距離も問題なく、直線坂コースの時計勝負はむしろ前走より条件はいい。
ラヴズオンリーユーは陣営のレースマネージメント力の低さで押しつぶさせたか。距離延長と短縮の繰り返しでGⅠ級の馬をここまで雑な扱いにするのも珍しい。オークスでレースレコード勝ちの衝撃から走るたびにトーンダウン。3歳時は瞬発力自慢だったディープ産駒がここ4戦で上がり時計はそれぞれNo12、9、3、4となると策がない。まずは距離にこだわりを持ってから評価を高めるのがセオリー。勝っても惨敗しても驚かない。
センテリュオの前走は振り返っても価値が高い。どう考えても2着カレンブーケドールがぶっち切る流れ。新馬二千よりわずか1秒2だけ速かったペースは重賞であってならないほどの超スロー。向正面で5ハロン通過が64秒3で先頭から5、6馬身差は厳しい位置取り。各馬が3角過ぎから仕掛けの中、じっくり直線まで我慢追いしたことが奏功した。3角過ぎ馬群から引き離されるも、4角前から一気に仕掛けてアクセル全開。坂を上り切ってからの着差以上に余裕の差し切り勝ち。これで3戦連続の最速上がり。昨年エリ女0秒3差4着だった時より断然に過程がいい。すっきり映るほどの馬体がしっくりきた。
|