2⇒3、7、10、9、4⇒
3、7、10、9、4、11、1 (30点)
3、7⇒2⇒3、7、10、9、4、11、1 (14点)
2⇒3、7、10、9、4、11、1 3、7、10、9、4⇒2
ターニングポイントになるランドオブリバティは大きな博打に出たと思っていい。本来、あれだけの逸走を経験した直後ならば、ごく普通に重賞よりオープン特別。百歩譲って走り慣れたコースを選択するのが常識的だが、輸送があってさらに初コースを選んだことがまず1つ目の大きな疑問。
2つ目の懸念は乗り替わりなし。4角で逸走したのは馬の悪癖でも、逸走させるような位置取りを選択したのは鞍上だからだ。一番選択してはならないハナ。しかも押し出させる形で逃げたことは重罪に近い。これから迎える大舞台を見据えれば、少なくても差す形を経験すべきだった。GⅠを勝てない騎手らしい選択と言えばそれまでだが、少なくても逸走させるきっかけを作ったことは間違いない。
3つ目の懸念は復帰が早すぎる。確かにダービー出走を確定させるのはまだまだ賞金不足としても、中5週の復帰では馬に残像が残っていてもおかしくない。今度は逆回り。ここで賞金加算して皐月賞ぶっつけが青写真とすれば、逸走後の初右回りがGⅠというのもなかなかのハードルだろう。ここを2着以下となれば賞金不足で皐月賞5着以内を課せされる可能性さえある。
そもそもこの馬がクラシックで通用するかどうかの裏付けもない。前々走の2着と同タイムだった3着ヴェローチェオロは次走で自己条件も勝てない低調さ。2着と同タイムだった4着ヴィゴーレも自己条件を勝てず、ホープフルS9着。字面だけいいデビュー2連勝なだけで、重賞通用の数字など一切ないのが現実。
単純な上がり時計比較はNo8。二千の持ち時計No1でもレースレベルの低い前々走で、同日の未勝利が2分2秒9からも胸を張れるような数字でもない。いずれにしてもどう立ち回るか。低調逃げ馬タガノアイのリズムに合わすような番手競馬ではますますいいイメージが浮かばない。
ヨーホーレイクには例年のディープ産駒のような凄みをまったく感じない。クズは出ないが、大物も出ないというクロウキャニオンの仔だから無意識に割り引いているわけでもない。結局、上がり33秒台が未経験のディープ産駒だからだろう。これまでデビューから3戦連続の最速上がりだが、上がりそのものの数字も平凡。馬場を割り引いても数字が悪すぎる。前走の最速上がりは4頭の同タイム。余力を残して勝ち上がったダノンよりも前走の時点で確実に瞬発力が劣っていることがうかがえる。輝きはデビュー当初だけという致命的な血統傾向も受け継がれていれば、やはりここでの主役は頼りない。あくまで脇役。
主役はラーゴムでいい。デビュー戦で掛かって距離短縮。前走で再び距離延長で行きたがる仕草。テン乗りも少なからず影響したか。もうひと回りの馬体成長が期待できるバランスの良さからひと息入った3歳初戦にこれまで以上のパフォーマンスが期待できる。ここまで上がり時計はメンバーNo1、2、3で重賞でも通用する瞬発力を証明している強み。さらに好位差しという固まった好走パターンで、迷いなく立ち回れることも大きな強調点になる。持ち時計No2、左回りは経験済み、これまでのレースレベルにも太鼓判。ごく普通に立ち回れば馬券圏内のイメージ。不振なのか、化けの皮がはがれかけているのか。今年勝てなくなった鞍上が唯一の不安。
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