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阪神裏読み
関東
2R3R
9R10R
11R
関西
2R6R
11R
ローカル
11R12R
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阪神11R

3連単フォーメーション7、1、3⇒7、1、3、6、4⇒7、1、3、6、4 (36点)

ディープインパクト産駒の3頭に絞っていいだろう。とにかく甲乙つけがたい良血揃い。勝った馬だけにクラシックへの道が開けるだけに各馬、ここが正念場、大一番になっていることは間違いない。
まずはグレートマジシャン。走る走ると言われてきたナイトマジックの仔にようやくエリートが誕生した。前々走から強調点を見出しにくかったが、前走の数字はまさに超一流の証。加速する上がりレースラップは11秒6-11秒2-11秒1で唯一の上がり33秒台という異次元レベルの瞬発力。同日の未勝利千六で1分34秒0という高速馬場を割り引いても1分46秒5の勝ち時計は重賞に直結する数字だと額面どおりに受け取れる。馬体に大物感はないが、少なくても厚みのほしかった前々走からわずかな馬体増で見た目のイメージも良くなっていることは何よりの好材料。"走る走る詐欺"に近かったナイトマジックの仔という悪いイメージを完全払拭するためにもここは勝って賞金加算が命題。

シャフリヤールは馬体の成長がすべて。これまで子供っぽい印象が強く、典型的なマイラー体型。遅いデビューでローテは休み休み。びっしり追えない追い切りにも嫌気が出ている。直線だけの競馬だった前走で最速上がりではなかったことも評価を下げる一因。上がりNo2とはいえ、3頭と同タイムに驚くような瞬発力の持ち主でないことがうかがえるだろう。いずれにしても超スローを行きたがった前走並みにペースが落ちると賞金加算のできなかった悪夢の再現。

グレートの相手はプログノーシス。経験馬相手にすべての面で上回った前走こそが超一流らしさ。鞍上も自信を持って乗っていた。直線入るとロス覚悟で徐々に外へのコース変更から着差以上の楽勝。とにかく数字が凄さを物語る。同日の古馬3勝クラスと比較すると一目瞭然。時計は1秒3劣ったものの、5ハロン通過で1秒2遅く、レースの上がりは1秒も上回った。最速上がりの比較でも1秒上回れば、高く見積もって古馬3勝クラスと同等、低く見積もっても古馬2勝クラスより上のレベルと断言できる。死角かあればローテ。3月デビューの馬なら一発勝負でダービー出走に賭けるのが常識的だが、調教師も馬主も正直あせりが見え隠れするからこその強行軍か。想定以上の馬体減や前走以上に捌きが硬くなれば割り引くのが正解。