17、4、14、10、11、13⇒
17、4、14、10、11、13、5⇒2 (36点)
17、4⇒13⇒17、4、14、10、11、5 (10点)
2-17、4、14-
17、4、14、10、11、13、5、18 (18点)
17、4、14、10、11、13、5、18⇒2
17⇒4、14、10、11、13、5、18
過去の比較からも今年の京成杯AHのレースレベルの低さは否めないが、それでも初の古馬重賞挑戦で金星目前の0秒1差に価値を見出せるのがスマートリアンだろう。同着やハナ差を含めて辛勝の連続で通算4勝だが、チューリップ賞0秒3差の5着で1~3着馬の上がり時計を上回った上がりNo2。3着レシステンシアに0秒1差など、すでに世代トップと互角だった元期待馬が時間をかけて本格化への階段を一歩ずつ駆け上がっている。何よりの強みは時計勝負にも瞬発力勝負にもメドを立てて、牝馬重賞なら十分に太刀打ちできる数字を持っていること。4走前に同着となったファルコニアは直後のエプソムC3着が別角度からの裏付けだろう。さらにキャリアを積んだ今では千八(210001)以上に高い距離適性の計算でいい。逃げ馬不在のメンバー構成では自在性も大きな武器。
マルターズディオサは残念なコンビが続いているだけに今回も評価を下げるが、馬の能力だけなら楽に牝馬重賞級。一定して乗れないのか、毎回試し乗りなのか。いずれにしてもふざけて乗っているとしか思えないほどレースぶりをコロコロ変えて見事にすべてで失敗している。人気をある程度、背負っていた前走は3角前で早くもギブアップ確定まで引っ張り込む意図を知りたいぐらい。鞍上は重賞であれだけ有力馬とコンビが多数ありながら今年は重賞たった2勝がすべてを物語っている。前走の最速上がりに気をよくして、おそらくここでも4角ブン回しからの直線だけの競馬。馬場を考慮しない乗り方こそが鞍上らしさ全開ならばワイドが限界か。
鞍上の勝負弱さがネックになっているマルターズに対して馬の勝負弱さが致命傷になっているのがマジックキャッスルだ。ここで千四、千六、二千の持ち時計がNo3以内、単純な上が時計比較でNo2、休み明け(140100)などの数字が並んでいても、結局2着6回がすべてを相殺。だめなディープ産駒の象徴的な馬として嫌なレッテルを張られている。これまで4回の最速上がりとはいえ、相手が上がるほど数字ほどの切れがなくなり、位置取りと仕掛けるタイミングに相当気を使っている。キャリア不足のために千八で派手な数字を残せてないが、じっくり構えられて瞬発力はもちろん、スピードとある程度のスタミナを同時に求められる条件はこれまでになかった変化。ここで勝てなければ先も勝てない2勝馬が土俵際の逆転を狙う。
490キロ台まで馬体の成長があれば、デゼルの巻き返しも計算できるが、これまでどおりの馬体で幼さが残れば人気ほど怖さはない。時間的にエリートコースに乗るには最後のチャンス。前2走の古馬重賞でそれぞれ上がりNo2、3の瞬発力は4歳のディープ産駒にとって本格化のシグナルと捉えられる確かな数字を強調か、驚くような持ち時計がなく、大外枠を引く不運を減点か。難しい選択を強いられただけに単純な見た目の良し悪しで決めるのも悪くない。
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