6、13⇔6、13、4、12⇔
6、13、4、12、2、7、11、8 (84点)
6-13、4、12-13、4、12、2、7、11、8、9(18点)
6⇔13、4、12、2、7、11、8 13⇒4、12、2
00年東京二千一のジャパンカップダートで中距離ダートGⅠの誕生。阪神千八ジャパンカップダートなどコース変更を経て現在の中京千八チャンピオンズカップへ名称が変更された。11~13年の阪神千八を含めた過去10年で意外にも傾向ははっきりと示されている。
過去10年で1~3着の総勢30頭中、千八で3勝以上だったのが実に24頭。その他6頭は
12年3着ホッコータルマエは千八(202101)で、レパードS勝ち。
15年2着ノンコノユメは千八(110010)で、ジャパンDダービー勝ち。
17年1着ゴールドドリームは千八(200001)で、東海S勝ち。
18年1着ルヴァンスレーヴは千八(110000)で、ジャパンDダービー勝ち。
2着ウェスタールンドは千八未経験で、ダートキャリア(210001)だけで、シリウスS2着。
3着サンライズソアは千八(101001)で、名古屋大賞典と平安Sをいずれも勝っていた。
千八のキャリア3戦以内なら千八以上の重賞で1、2着実績がすべての馬に当てはまる。人気どころではエアスピネルが脱落する。
とりわけ同年の千八以上のダート重賞か、千六GⅠを勝っていた実績馬に良績集中。
6番人気以下の1~3着馬に絞れば、
12年1着ニホンピロアワーズは名古屋大賞典1着、白山大賞典1着。3着ホッコータルマエはレパードS1着。
13年2着ワンダーアキュートは日本テレビ盃1着。
14年2着ナムラビクターはアンタレスS1着。
15年1着サンビスタはTCK女王盃とレディスプレリュード1着。
16年1着サウンドトゥルーは勝ち鞍こそなかったが、川崎記念2着⇒かしわ記念5着⇒帝王賞3着⇒日本テレビ盃3着⇒JBCクラシック3着。その年すべての交流重賞千八以上ですべて馬券圏内を確保していた。
3着アスカノロマンは東海Sと平安S1着。
17年1着ゴールドドリームはフェブラリーS1着。
3着コパノリッキーはかしわ記念と南部杯1着。
18年2着ウェスタールンドはダートキャリア3戦目でシリウスS2着。
20年3着インティはフェブラリーS1着。
ウェスタールンドだけが異例中の異例だが、その他はほぼ同じような傾向。人気薄ならば同年で千八以上の重賞勝ちか、マイルGⅠ勝ちのあるカフェファラオ、カジノフォンテン、サンライズホープ、ダノンファラオ、メイショウハリオが該当する。
来る来ないは別にしても、ソダシの人気は異常だろう。祭り上げているスポーツ紙が近年で人気確定の主導権を握っているとはいえ、初ダートの3歳牝馬がこれだけの人気を被るのも近代競馬らしさと言えばらしさか。
21年前の第1回ジャパンCダートから紐解いても初ダートで制覇した馬はいない。異例だった02年1着イーグルカフェは前走芝。7戦ぶりのダートでもダート4戦(武蔵野S2着)のキャリアがあった。
芝のGⅠで経験不足の馬が能力の高さだけで突破できるのと違ってダートGⅠは地方交流を含めても"経験がすべて"。初の地方交流となるJRA馬が苦戦するように、能力だけでクリアできない大きな壁があることは言うまでもない。
さらに決定的なのがクロフネ産駒はJRAダートGⅠが未勝利という事実。
ソダシ(桜花賞、ジュベナイルF)
ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)
アエロリット(NHKマイルC)
カレンチャン(高松宮記念、スプリンターズS)
スリープレスナイト(スプリンターズS)
フサイチリシャール(朝日杯)
クラリティスカイ(NHKマイルC)
ホワイトフーガ(JBCレディスクラシック連覇)
交流重賞勝ちのホワイトはあくまで地方重賞。JRAに限れば、クロフネ産駒のGⅠ勝ちは芝千六以下に限られているのもJRA七不思議のひとつだろう。呪縛から逃れられないクロフネ産駒。いきなり初ダートで期待する方が難しい。
どんな馬場であろうと大井2分2秒台は神レベル。テーオーケインズの巻き返しを確約できる。確かに前走は休み明け(400100)で取りこぼした事実。前々走まで負けなしの必勝ローテで取りこぼしたとはいえ、小回りコースと数字以上の馬体減を感じさせるなど、条件的にベストでなかったことは間違いない。これまで7場所経験中、初コースで勝った馬場はわずか2場所だけ。圧倒的な強さだった大井でも初戦は負けていた。初物に弱いと割り切れば、まだまだもうひと花。すでに経験済みの中京ならば、中京千八の持ち時計No4以上の頼もしさを感じさせる。叩き2戦目(210000)。過去10年で前走も勝って連勝を決めた馬はわずか3頭だけ。むしろ不完全燃焼に終わってダメージがないため、今まで以上の怖さが出た。
チュウワウィザードの連覇はどうか。名だたる名馬が挑んできた偉業を達成したのは第1回ジャパンCダートからも含めて過去21年で連覇したのはたった1頭、トランセンドだけ(カネヒキリは3年後に2度目の制覇)。2年、3年連続の連対はあっても連覇だけはとりわけハードルが高くなっている。過去を振り返っても安定しない好走パターン。逃げ~追い込みまで多種多彩な決まり手が乗り役をさらに悩ませているか。いずれにしても狙うなら2、3着固定がセオリー。
オーヴェルニュは道悪専用馬の評価で固めていいだろう。好走と惨敗を繰り返しているのは鞍上の影響だけではない。4走前と前走の惨敗は明らかに馬場の違いが要因。なるほど良馬場限定になる1分51秒台が最速。逆に良馬場では前走の直線を待たずしての惨敗のように極端な結果も納得できる。レギュラー条件では限界がはっきり。中京(300000)でもV字回復の計算ができない5歳馬に策はないか。人気的にも玉砕覚悟の逃げを選択できないのは弱み。
4角で先頭、2番手が必勝パターンのクリンチャーはスタートがすべて。昨年から12戦して4着以下となった2戦はスタートミスがすべてだった。以前は差し~追い込みでも良績を残してきた古豪だが、最近は早仕掛けからの前残りに好走パターンを固めている。年齢的に巻き返しの計算は難しいが、4走前のレコード勝ちや前々走の驚異的な時計など、7歳と思えぬ若さだけが頼り。左回りのキャリアの少なさと昨年のこのレース惨敗劇をどう払拭するか。鞍上の腕が試される。
カフェファラオは最悪ローテに嫌気。そもそも距離に限界を示していたダート馬を無謀な芝二千に挑戦させて理想的なローテを組めなかったことが大罪。目先の欲のためにすべてを失う可能性さえ出てきた。過去の歴史から7月以来の休み明けで挑戦して結果が出たのは第1回ジャパンCダートから含めても21年間でわずか1頭。14年3着ローマンレジェンドだけ。そのローマンでも前走エルムS勝ち、ダート千八7勝の実績があった。今や10月か、11月を使ったローテが常識。10、11月以外のローテでローマン以外は19年1着クリソベリルの9月だけ。ダート王者か、千八のスペシャリスト以外はとにかく始動が遅くなるほど勝ち負けから遠ざかる。
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