14、3⇒11、1、6、5、12、4 (36点)
14、11⇒1、6、5、12 (24点) 14、1⇒6、5、12 (18点)
14⇔3、11、1、6、5、12、4
ダノンザキッドの前走はメンバーレベルの低さか、距離に幅の出た成長か。いずれにしてもどこかしっくりこないローテであることは間違いない。馬主が主戦以外でとにかく大きな不信感が見え隠れ。主戦以外ではどの馬も日替わりのように乗り替わりを連発させている。3走前はスタートで終了とはいえ、次につながる好走だったが、無念の乗り替わり。その前々走は引っ掛かって大一番を取り逃し、前走はまさかの二千挑戦に驚かせた。さらに驚かせたのが今回は鬼門の中山にぶつけてきたことだろう。平凡な時計で勝ち上がったホープフルSがよほどいい印象なのか。弥生賞、皐月賞、昨年の中山記念の不甲斐ない内容を考慮すれば、中山を避けたローテを組むのが常識的。不振を軽く飛び越えて引退もちらつくほど衰えた鞍上配置ならば、何の強調材料も見出せない。古馬になって未勝利の馬がこの悪条件で勝つ確率は極めて低いとみた。
シュネルマイスターはまさに"海外かぶれ"。マイルというベスト距離も東京というベストコースも使えず。レース選択の悪さで絵にかいたような落ちぶれ方を辿っている。NHKマイルC、毎日王冠の重賞2勝など弥生賞とマイルCS2着、安田記念3着を含めてキャリア7戦目では(421000)だった超エリートが無意味な海外遠征を繰り返している間に確実な消耗。ここ5戦で4度の掲示板外がすべてを物語っている。切れ負けの連発中のマイラーが実績のない千八で突然よみがえることはイメージも計算もしづらい。
ドーブネはまさにぬるま湯からの挑戦。ここ5戦で5ハロン通過の最速は4走前と前走の59秒9。展開の利を最大限に活かして実績を重ねてきただけで、時計勝負にも瞬発力勝負にも確かな裏付けもないのが現状。超スローだった2、3走前を除けば標準的な上がり時計は34秒台。王道のディープ産駒とは言い難く、クラシックどころか、重賞にも無縁だった3歳春からのイメージは変わってない。とにかくハナを切って展開の利を待つのみ。
意外性のヒシイグアス。休養の連続でも自身の持ち時計更新を連発して前走は距離へのメドも立てた。問題はすでに7歳。これまで以上の劇的な変わり身は望めず、むしろどれだけ衰えたかの引算が必要になっているだろう。昨年はレースレコードで快勝とはいえ、中山金杯快勝からの連戦。宝塚記念の上位馬ほど次走の内容が悪すぎることも偶然ではなく、体調万全になれるかどうかも疑問が残る。まずは気配優先だが、ある程度の衰えは避けられない。
いまだにマイラーのイメージが強かったリューベックの前走快勝は驚きしかなかった。雰囲気ある馬体とはいえ、数字以上に緩めの状態。残り4ハロンから11秒台突入したラップにもかかわらず、上がりNo4。最速上がりよりわずか0秒2劣った上がり時計で差し切ったことは今までにない成長力を示したものだった。仮想重賞レースとしてはイメージどおりの叩き台。先行馬下手の鞍上配置でいくらか混乱するが、遅咲きだった姉ディアドラも実績のなかった千八快勝からの覚醒ならば、4歳春にガラリ一変の本格化があっていい。
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