9、1、12⇒9、1、12、11、16⇒
9、1、12、11、16 (36点)
9-1、12-1、12、11、16、5 (7点)
近年は特に前走で掲示板確保だった馬がそのまま結果に直結している。叩き一変狙いのような一発勝負タイプはことごとく敗退。とにかく一連の好調さが一番大事なファクターになる。
京都開催に絞れば圧倒的な時計か、瞬発力が必須。
距離持ち時計(メンバー中ランキング)、最速上がり回数(自己最速上がり時計)
19年
1着インディチャンプ千六1309(No2)、5回(321)
2着ダノンプレミアム二千1567(No1)、2回(322)
3着ペルシアンナイト千八1449(No3)、二千1578(No3)、6回(327)
18年
1着ステルヴィオ千八1447(No2)、5回(332)
2着ペルシアンナイト二千1578(No2)6回(337)
3着アルアイン二千1572(No1)、1回(337)
17年
1着ペルシアンナイト二千1578(No1)、4回(339)
2着エアスピネル二千1584(No2)、1回(323)
3着サングレーザー千六1347(No18)、千八1516(No15)、二千2018(No13)、4回(338)
16年
1着ミッキーアイル千四1199(No3)、2回(338)
2着イスラボニータ二千1586(No4)、1回(330)
3着ネオリアリズム千八1464(No8)、3回(333)
15年
1着モーリス千六1320(No5)、千八1452(No4)、5回(330)
2着フィエロ千六1315(No1)、4回(325)
3着イスラボニータ二千1586(No4)、0回(332)
道悪だった17年こそ当てはまらないが、前走が5着以内で何らかの持ち時計でNo5以内、最速上がりの経験あり、上がり時計ベストが33秒台以下が最低条件とみていい。
今年の人気の中で一番微妙なのがソーヴァリアントだ。最近は前3年の阪神も含めて千六、千八で未勝利だった馬の3着以内は皆無。しかも前6走で上がり33秒台以下の経験がなく、千六1分31秒台以下か、千八1分45秒台以下というボーダーラインも外れている。ここ1年でわずか1連対。オルフェ産駒らしいムラっ気が出始めるていることが決定的な嫌悪材料。
シュネルマイスター、ソウルラッシュ、レッドモンレーヴ、セリフォス、ナミュールらの5頭に絞れる。
まずはシュネルマイスター。昨年は最悪なレースマネジメントからの自滅。目先の賞金にほしさで直前に千二を使ったことがアダになったことは言うまでもない。それまで前々走のドバイを除けば国内ですべて3着以内だった安定感が千二スプリンターズSを使ったことで完全にリズムを崩した。その後は半年以上ももがき苦しんだスランプ期でそこからようやくV字回復。安田記念は単なる積極性の差というわずかな差の惜敗で完全復活を示せば、悲願の古馬GⅠ制覇も時間の問題であることがうかがえるだろう。3走前に持ち時計更新、前々走で自身の上がり時計ベストを更新。数字的にも底割れどころか、ますます成長確かな5歳馬が叩き2戦目(111010)と2戦2勝の直線平坦で花開く。
ソウルラッシュは単なるGⅡ1勝馬からの脱却にもがき続けてきたが、前走はGⅢとはいえ、59キロを背負って横綱相撲で評価が一変。直線坂コース限定の持ち時計を走るたびに時計短縮してきた勢いは侮れない。上がり33秒台半ばに限界が見え隠れする瞬発力に課題を残すものの、目立つ好馬体に変身して数字も後追いしてきた最近の勢いは以前と比べ物にならないほど頼もしさを感じさせる。持ち時計1分31秒6を2回、最速上がり5回、千六(511102)。何より頼りになる鞍上で悲願のGⅠ制覇にリーチ。
レッドモンレーヴは盲点になりやすいが、年齢的にもローテ的にも一番しっくりくる。前々走はGⅠ初挑戦=初の58キロで2着に0秒4差。勝ち馬より0秒4劣っただけの上がり時計にも明るい未来が待っていることを示した。前走は惜敗だが、重賞で2回目の最速上がり(通算5回目)。1分32秒台3回経験からようやく大きな壁をぶち破った1分31秒台突入に絶対的な自信と成長を確信した。母は名牝エアグルーヴの仔でセレクトセール3.6億円馬。血統的な裏付けからも絶対的な立場になっても驚かない。
セリフォスにとって唯一の難色は前々走がドバイということだけ。海外遠征の中でも一番ダメージを食らってプチスランプ入りするのがトバイ帰りの特徴だが、3走前が昨年というゆったり過ぎるローテにも嫌気が出る。3走前が昨年だった20年3着アドマイヤマーズでも休み明けでなく、叩き2戦目で挑んでいた。自身の持ち時計更新した前走なら心配無用とも思えるが、少なくても稀なローテであることは間違いない。
ナミュールの前走はまさに鞍上マジック。前任騎手がJRAリーディング争いしてもGⅠを勝てない理由がここ一番の勝負弱さを改めて示した結果だっただろう。前走で持ち時計更新、チューリップ賞以来の最速上がりなど、数々の数字で今後の夢を広げている。懸念が休み明け(320001)から叩き2戦目(000112)への落差。なるほど見た目は非力そのもの。前走もコンパクトすぎる馬体でひと回りでは足りず、ふた回り以上の馬体成長のほしさを感じさせているだけに馬体減だけで見限るのも一つの手。
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