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中京裏読み
関東
1R2R
3R6R
8R9R10R11R12R
関西
1R2R
3R8R
9R10R
11R12R
ローカル
1R4R
6R10R
11R
JRAホームページ

中京11R

3連単1軸マルチ12⇒4、11、8、2、1、7 (90点)

レモンポップの挑戦には悲観的。過去の歴史からみても千六以下のみの距離経験の馬は高い壁に弾き飛ばされているのが現実だ。千八の持ち時計はあってもなくても関係ないが、千七以上の距離経験と重賞経験は重要なファクター。さらにロートルも4、5歳馬も最近の状態の良し悪しが結果に左右される。

最近で距離経験千六以下のみは

22年5着シャマル(前6走以内で重賞3勝。東京スプリント、サマーチャンピオン、オーバルS)

20年5着モズアスコット(前6走以内で重賞2勝。根岸S、フェブラリーS、)

19年11着ワンダーリーデル(前6走以内で重賞1勝、武蔵野S)

例が少ないとはいえ、これだけの実績馬でも手も足も出ず、人気薄の好走馬には千八以上の重賞2着以内が必須。

6番人気以下で3着以内だったのは

22年3着ハピ(前々走にシリアスS2着)

21年3着アナザートゥルース(前走にみやこS3着)

20年3着インティ(3走前に東海S3着)

18年2着ウェスタールンド(前々走にシルウスS2着)

17年1着ゴールドドリーム(例外・4走前にフェブラリーS1着、6走前に武蔵野S2着)
3着コパノリッキー(例外・前々走に南部杯1着、3走前にかしわ記念1着)

16年1着サウンドトゥルー(前走にJBCクラシック3着)、3着アスカノロマン(4走前に平安S1着)

15年1着サンビスタ(前走にJBCレディス2着)

重賞好走馬でも盲点になりやすいのがこのレースの特徴。とにかく字面より中身重視がセオリー。スピード偏重、スタミナ微妙なレモンポップにとってキャリア最大の試練になることに間違いない。ドバイ遠征が唯一の連対外し。それまで負けても0秒2差という絶対的な強さと安定感を誇っているスピードスターがまさかの千八挑戦と言っていいだろう。
初の4つのコーナー、東京以外は4戦3敗、前々走が千二だった馬は過去10年で皆無。08~12年阪神千八で行われていたジャパンCダートまで広げても同じく皆無。
JRA最高レベルの千八重賞になるとレモンの実績に価値を見出せなくなる。主導権を取って全馬の目標になることを嫌うはずで、間違いなく控える競馬を選択。JRAで6回の最速上がり経験馬が重賞でこれまで上がりNo3、5、3。少なくても数字からはレースレベルが上がるたびにスピード頼りのレースになっていることがうかがえる。一流馬相手では千六でも瞬発力に頼れない単調さ。スピード一辺倒のスプリンター色の強いマイラーとして評価は落ち着く。

テーオーケインズにはコンビ間の限界がはっきりみえている。前々走は大井二千。1角まで馬群を避ける立ち回り、外々を意識などルーキーでも可能な距離と時間があるコース形態にもかかわらず、最内枠を敗因のいいわけにしたのには驚いた。さらに前走の微妙な折り合いのズレからも鞍上がまったく大井の乗り方を理解してないことの証だろう。前走でまさかの12キロ減に加えて、58キロ以上の経験が59キロ1着となった平安Sだけという経験の少なさ。これまでのような凄みは感じられない。

GⅠにまったく良績なく、JRA重賞は前走の1勝だけ。人気になりやすい戦績のハギノアレグリアスは疑ってかかるべき。前走の2着アイコンテーラーはダート2戦目、3着ヴァンヤールはオープン未勝利、4着フルヴォートは初重賞、5着カフジオクタゴンは1年連対なしというメンバーレベルの低さ。ヴァンヤールにギリギリ先着した3走前からは平行線。高く見積もってもGⅠで勝ち負けできるようなスケールアップは望めないのが正直な評価だろう。過去10年、前4走以内で千八以下を経験しなかったのは18年3着サンライズソア(逃げ馬)だけ。実績不足の6歳馬が前例の少ない距離選択マネジメントに加えてGⅠ無縁の鞍上配置のまま。本来は人気薄で狙って成り立つタイプ。

セラフィックコールは短距離に良績のヘニーヒューズ産駒の特徴を覆したスーパーエリート。エンジンかかるまで少し時間かかるが、加速し始めるとターボエンジンのような加速力。5戦すべて最速上がり。しかも走るたびに磨きがかかっているから恐れ入る。とりわけ前走は上がり36秒台以下がわずか3頭だけの中、上がりNo2より0秒7も速い数字で現役無敵の瞬発力だと確信した。前走は過去10年の京都開催、良馬場限定になると勝ち時計はワースト、レースの上がり時計もブービーに若干の不信感がよぎるものの、時計より勢い、状態の良さを重視すべきレースならば問題ないだろう。先行~追い込み、流れによって大マクりの最終兵器まで兼ね備えている瞬発力型にとって差し追い込みに良績集中のレースは絶好の舞台となる

日本全国どころか、世界各国を渡り歩くジプシーホースとなったクラウンプライドの誇れる実績はすべて海外。振り返ればJRAの重賞未勝利。昨年2着は過去10年で断然のワースト勝ち時計の決着で絶対的に前々有利の流れだからこその残り目だったというだけ。良馬場の時計決着に確かな裏付けはなく、いかにも例年どおりの人気倒れになるタイプ。

メイショウハリオは前走で評価が揺れ出した。圧倒的な強さだった前々走がうそのような淡泊な負け方。休み明け(311111)の仕上がり早が勝負どころでギブアップとなる行きっぷりの悪さは年齢的な衰えをにおわせている。もとより地方馬場か、道悪で良績集中。叩き2戦目(302010)で踏ん張れるか、このままゆっくり下降か。ここは現役生活を賭けた大事なターニングポイント。

グロリアムンディは昨年ほどの凄みはないものの、一時のスランプから完全に脱して再び外国人騎手配置で人気的にも妙味が出ている。昨年は直前に宝塚記念を使って完全にリズムを崩したという最悪マネジメントからの自滅。今年は休み明け(310004)でローテ的には感心できないが、それでも芝で惨敗直後だった昨年よりかなりまともということ。重賞2勝馬、ダート(620001)、名手配置でこの低調人気。前走のぶっち切られたことがよほど印象悪いのか。どちらにしてもJRAでの戦績は前走の勝ち馬より断然上。