17⇒8、2、15、13、9、6、12、3 (168点)
8-17、2、15-17、2、15、13、9、6、12、3(18点)
モーリス産駒の距離の壁や高額セレクトセール馬がダービーを勝てない現状などを考慮すればダノンエアズロックにいいイメージがない。キャリア8戦、2か月以上の休養なしで挑むコスモキュランダはまさに"昭和"をにおわせるようなローテに嫌気。馬体の幼さと瞬発力への不信感を抱えたままのシンエンペラーはどうやら現時点でのパンチ不足が否めなくなり、はまった際でも相手なりまでの評価がしっくりくる。
すべての馬に同じ騎手が乗ると仮定すれば、ショウナンラプンタが中心になっていた。とにかく下手乗りの連続。鞍上の未熟さと理解不能な位置取り選択を交互に露呈しながらもダービー出走までこじつけたことは奇跡に近かった。
4走前は3角ですでにギブアップが確定するほど大きく置かれて脚を余した取りこぼし。3走前は終始、外側逃避。少なからず、未熟な鞍上が影響したことが否めない。さらに直線を待たずしての折り合い難でレースを終えた不完全燃焼のレース。勝った前々走でもなぜか置かれすぎる不具合。名手ならば先を見据えて手頃な相手で器用さを教育させるのが常識だが、クラシック無縁の鞍上には勝つことだけで頭が一杯だったか。
前走は案の定、懸念されたとおりの折り合い難。道中ラチ沿いだった前々走から一変。前走は真逆となった馬群の外々追走でうまくいかなかったということ。前走はロスなく立ち回った勝ち馬と間違いなく鞍上の差がそのまま着差に直結したことが最大の懸念材料になっている。それでもトライアル2着。これまでまともに立ち回ったことが稀という点を改めて強調したい。
二千四をすでに経験済み、しかも2回。唯一、上がり33秒台以下を3回経験したことなど、大一番で大駆けしても驚かないほど走る条件が揃っていることがわかるだろう。青葉賞2分24秒前後、上がり33秒台は青葉賞組の史上最高レベルの高さ。何十年も語り継がれている"青葉賞組はダービーに勝てない"というJRAで最も最凶レベルのジンクスが覆るのは今年なのかもしれない。
|