
7、12、6、4
7、12-7、12、6、4-6、4、11、2、15、3 (24点)
どんな流れでも同じような隊列にこだわってきた代償が悪癖馬としての完成形。ウォーターリヒトは他力本願の鞍上配置が長く続いて開幕週、高速馬場に合わぬ瞬発力型だけに今回の条件となるとイメージしかない。乗り替わった前走で微妙な刺激があったとはいえ、大逃げの形でも案外ペースは標準的だったことを見極めたこの馬と見極めらない他馬との差が如実に出ただけ。本質は直線坂(410006)より平坦向き。上がり33秒台前半以下を連発しているが、千六限定のベスト上がり時計No4が示すように自ら勝負を決める爆発力もないからこそ、重賞勝ちまで壁があるのだろう。狙うにしても展開負けの脚余しを覚悟。
掛かることを恐れてスタート直後からひたすら引っ張り込みの折り合い重視。オフトレイルは知恵も工夫も完全放棄した鞍上と心中覚悟の続投で妙味が薄れた。開幕週、または開幕直後の馬場ではまったく太刀打ちできない不器用さ。時計と瞬発力を同時に求められた時点でギブアップとなる不安定さは、同じコンビが続く限り、解消されることはないだろう。流れが遅くなればさらなる引っ張り込み。確たる逃げ先行馬が不在の時点でますますこの馬とのフィーリングが合わなくなる。スワンSは追い込み競馬。たった1度の成功したレースを度外視すれば、見せ場と惨敗を繰り返してきた波ある人気先行型として評価が固まってくる。59キロを背負ってこのコンビで再び強運が舞い降りる確率は極めて低い。
エンペラーズソードは正直通用する数字がまったくないと言っていい。人気になること自体が驚きだ。他馬が控えすぎてギリギリ残ったマイルCSなど時計を含めても価値を見出せず、何より致命的な瞬発力不足を抱える先行馬が極限レベルの時計か、瞬発力かのどちらか必須の条件に挑んできたことが若干の無謀さ。持ち時計No7、千六限定のベスト上がり時計No9では無抵抗の失速が簡単にイメージできる。
ブエナオンダの前走は翌日の古馬1勝より5ハロン通過で1秒5速かったが、勝ち時計はわずか1秒上回っただけ。京都金杯のレースレベルは史上最低レベルだったと断罪すべき。この馬自身、古馬重賞初挑戦。2着馬は重賞6戦目で初連対。3着馬は18人気。3着以内はすべて前残りだったことを付け加えると、8歳馬に競り負けた3走前や瞬発力型が屈辱的な鋭さ負けとなった前々走がこの馬の現状の能力とみるべきだろう。オープン特別では57キロ以下で苦戦していたにもかかわらず、経験の少ない58キロとなると二重三重の負荷。まずは未知なる1分31秒台が最大の課題。
マジックサンズはもっと経験をさせてからの狙いが正解。レースを使えない置かれ癖に加えて、鞍上が掛かることを恐れて好位差しをできないもどかしさ。少なくてもこれまでのような立ち回りならば、上位可能にするような数字に怖さはない。前走もわずか2頭だけの上がり32秒台で上がりNo2とはいえ、直線までひたすら仕掛けを我慢するような乗り方では掲示板も遠ざかるのは当然。超ハイペースのNHKマイルCではまった切れ味の強いインパクトを残しても本質の不器用すぎる脚質がすべてを相殺する。距離の延長か、短縮か、立ち回りに違いか、乗り役変更か。何かの刺激があっての変わり身を待つのが常識的。
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