HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
中山裏読み
関東
1R2R
3R4R
8R9R10R11R12R
関西
3R6R
10R
ローカル
1R2R
3R4R
10R11RJRAホームページ

中山11R

3連単フォーメーション12、8⇒12、8、15、1⇒

12、8、15、1、17、11、16 (30点)

12⇒8、15、1、17、11、16⇒3 (6点)

3連複フォーメーション12-8、15、1-8、15、1、17、11、16、4、3(18点)

馬単12⇒8、15、1、17、11、16

年明け初戦をクラシックにぶつけるなどひと昔前なら安直な考えだったが、令和になってすべてのホースマンの意識が変わっただろう。桜花賞ではジュベナイルFからの直行ローテが王道路線として確立されたが、牡馬のローテはまだまだ未開発。千六と二千という距離の違いは小さいようで大きいということ。確立はされていないものの、これから確実に2か月以上の間隔を開けたローテが主流になっていくことは間違いない。

ミスターシービーシンボリルドルフの頃から皐月賞が年明け初戦になるようなローテはまさに御法度だった。
5着以内だった馬の前走レースの月で3月以外だったのが

86~95年1頭
96~05年2頭
06~15年8頭
16~25年27頭

むしろ前走3月ローテの方が軽視できるほど明らかな変化。19年を境に勝ち馬のローテはデータからもはっきり変わったことがうかがえる。

90年1着ハクタイセイ(2月きさらぎ賞1人1着)
12年1着ゴールドシップ(2月共同通信杯2人1着)
14年1着イスラボニータ(2月共同通信杯1人1着)
15年1着ドゥラメンテ(2月共同通信杯1人2着)
16年1着ディーマジェスティ(2月共同通信杯6人1着)

19年1着サートゥルナーリア(12月ホープフルS1人1着)
20年1着コントレイル(12月ホープフルS1人1着)
21年1着エフフォーリア(2月共同通信杯4人1着)
22年1着ジオグラフ(2月共同通信杯1人2着)
23年1着ソールオリエンス(1月京成杯2人1着)
24年1着ジャスティンミラノ(2月共同通信杯4人1着)

なるほど後に名馬として花開く馬が昔の王道路線だった弥生賞をこれだけ避けたローテになれば、当然弥生賞が廃れていくのも自然な流れ。もちろん、皐月賞の勝利は大きな目標だが賞金はもちろん、名誉も名声も皐月賞とは比べ物にならないぐらい大きいダービーが次に控えているだけに連戦のダメージを避けたローテが主流になっていったということだろう。
昨年ミュージアムマイルが弥生賞をひと叩きで皐月賞勝ちだが、ダービーでの失速で改めて年明け3戦目のダービーは体調維持の難しさを示しただけにこれからさらに2月以前のローテが増えることが確実視される。
少なくても年明け初戦組は実績のある東スポ杯か、ホープフルSから。共同通信杯組が主役級となり、弥生賞組は穴候補という図式がしっくりくる。

カヴァレリッツォの不可解ローテは解せない。早々に皐月賞ぶっつけ表明ならばなぜ千六にこだわったのか。強すぎた朝日杯で色気が出たのか、適性を見誤ったのか。少なくても自らイバラの道を選んだ厳しいローテになった。過去40年で前走千六だった勝ち馬はゼロ。前走千六で3着以内だったのは4頭しかいない。

94年2着サクラスーパーオー(前走500万1着)
01年2着ダンツフレーム(前走アーリントンC1着)
17年2着ペルシアンナイト(前走アーリントンC1着)
20年2着サリオス(前走朝日杯1着)

大昔のサクラダンツは除外するとして、ペルシアンサリオス2頭の共通項は3勝馬、上がり33秒台以下を経験済みでカヴァレとは明らかな差が出ている。一番の懸念点は血統的な呪縛。母バラーディストサトノフラッグサトノレイナスという早熟で終わった期待馬ときょうだい。母と全姉バラダガール、全姉ダンサールも含めて例外をみつけるのが困難なほどの早熟血統だ。ここを好走してもこれから常におびえなければならないような負の遺産を抱えている。
早熟だったことを割り引いても兄、姉は二千が限界の距離適性。父サートゥルになったところでいきなり二千四をこなせるとも思えない。ここでまずは距離適性を確かめてからの路線決定とはいえ、ひと叩きでマイル路線が常識的な選択になる。

歴史上、前走が良馬場の共同通信杯で1分46~48秒台という幅のある時計でも皐月賞通用の不思議。基本的に時計(スピード)より上がり(瞬発力)の凄さが大一番に直結するということか。この点を踏まえてラストのレースラップに注目した。
前4年のラストレースラップは25~21年まで11秒2、10秒8、11秒5、稍重11秒8、11秒5。前走共同通信杯組のうち最低1頭が5年連続で3着以内を確保している。20年は稍重11秒7で皐月賞3着以内ゼロ。19年11秒1。18年は11秒6で取りこぼしていることから良馬場では11秒5が明暗を分けるラインであることがうかがえる。
その中で今年は良馬場11秒8。確かにレースレコードで時計そのものは速すぎるほど優秀だが、例年馬場と流れで極端な数字が出やすい2月の東京と割り切れば驚くような勝ち時計でないだろう。同週の未勝利で1分47秒台が連発。45秒台の決着はむしろ標準的で上がり時計が33秒台以下にならなかったことに疑問を投げかけるべき。

前走でもリアライズシリウスの上がりはNo5。同タイムの2着ベレシートはこの馬より1秒1も速い上がり時計からも立ち回りの良さがすべてだったことが裏付けられる。とにかくイメージほど驚くような瞬発力を兼ね備えてないにもかかわらず重賞2勝馬。さらなる距離延長、クラシック無縁の鞍上など数々の試練を迎える条件悪化で主役として扱うことが難しくなっているのが正直なところか。
さらなる追い打ちになりそうな懸念点は同じステップだった馬より大型馬ということ。過去10年で皐月賞3着以内の共同通信杯からのステップ組は各年でほぼ1頭ずつ。25~21年までそれぞれ前走の馬体重は464、502、492、498、514。20年ゼロ、19年454、18~17年ゼロ、16~15年476、488。
そもそも520キロ以上の大型馬にクラシックで良績なしが常識。過去10年の520キロ以上で好走は20年2着サリオス(前走538キロ)だけ。
そのサリオスは3戦3勝ですべて千六。前々走のサウジアラビアRCはレコード勝ち、上がり33秒台以下を2回、いずれも最速上がりでベスト上がり時計は33秒1。単純に千六の数字を比べてもスピードも瞬発力もひと回り以上の格下感が否めなくなるリアライズに価値を見出すことが難しい。

同じ共同通信杯組となるロブチェンも微妙な評価で止まっている。前走で上がり33秒台の経験は最大の収穫とはいえ、全3戦で行きたがるという折り合い難手前の気性に成長がないことへの危機感。メンタルに課題を残している馬に距離短縮⇒延長の距離選択はまさに悪手そのもので、距離よりローテ重視で前走を使ったことがどう転ぶかがカギとなった。
もとより驚くような時計がなくてもGⅠ勝ちとなった幸運の馬。現時点では時計も上がりもかかることが理想の条件になっている。中山二千だけに極限の上がり時計になることはないものの、両方求められると厳しくなっていくことは間違いない。ホープフルSと同条件とはいえ、メンバーレベルそのものがケタ違いの差であることを前提に組み立てるべき。前走も最速上がりより0秒4も遅い上がり時計がこの馬の本来の姿。立ち回りの良さでどこまで抵抗できるか。

グリーンエナジーには明るい未来しかない。今や主流になりつつある京成杯からの直行ローテ。ひと昔前なら断罪しているローテが18年3着ジェネラーレウーノで流れが変わってきた。23年ソールオリエンスの皐月賞勝利はもちろん、皐月賞は除外になったがダービー制覇した24年ダノンデサイルの存在で一気に黄金ローテとして注目されるようになっている。少なくてもダービー制覇するには必ず年明けで2か月以上の休養が必要になることは今も昔も変わりない。ダービーで叩き2戦目か、3戦目かを選択は天秤にかければ2戦目を取るのが当然。体調を狂わせやすい長すぎる休養でもなく、距離的にも共同通信杯よりむしろ理想のローテに今後はなる可能性は極めて高い。
数字的にはGⅠ馬以上の凄み。上がりNo3より0秒8も速い数字の前々走で世代屈指の瞬発力型として評価を高めて、好時計勝ちの前走でスピードも兼ね備えていることを証明してクラシックの主役が確定した。とりわけ前走の2着馬マテンロウゲイルが次走の若葉賞圧勝でさらなる追い風。そのマテンロウより上がり時計が0秒7も速かったことから着差以上の力量差で、常識的な立ち回りと仕上げであれば理想どおりに大一番を迎えられるだろう。死角らしい死角は前々走の鼻出血ぐらい。前走は位置取りが悪くてもスムーズに捌けたのが幸運だっただけ。理想は中団追走でここでのスタートミスや必要以上に置かれることは許されない。流れが速くなるほど大歓迎となる。

弥生賞組には何の魅力も感じない。馬場差から計算すれば今年はレベルの低さがちらついてくる。少なくても24年を物差しにすれば明白な違い。24年より速い馬場にもかかわらず、勝ち時計が劣るという低調さ。単純なスローの上がり勝負で加速する上がりレースラップになったことにも嫌気が出る。未勝利勝ち直後のバステールがひとマクりで勝てたこともある意味納得。これまで5ハロン通過59秒台以下が未経験で速い流れに対応できずに直線を待たずしてギブアップになる姿もイメージできるというレベル。ここを勝ち負け云々より次走に向けた経験値アップが目標になる。