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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R


11R
フォーメーション3連単7→J、2、O、9→

          J、2、O、9、N、3、6、8  (28点)

       フォーメーション3連複7ー2、O、9ー

         2、O、9、J、N、3、6、8   (18点)


控える形の千六で失速経験のあるチヨノは枠順からも問答無用の逃げになる。前開催と比べて明らかに逃げ馬不利の馬場状態となっていくらかトーンダウンか。行きたいアストトーセンが絡めば自然と時計勝負。極限に近い1分39秒台。

チヨノドラゴンは完全復活で重賞ロードへ。世代交代を賭ける重要なレースとなった。10`増でも細身だったが、スタートを決めてA級レベルの数字で圧倒した前走のスピードは、休養前のイメージを覆すほど。B2で上位常連のダンディシャークエムジェイレコードをまったく問題にしなかった内容で、初のスプリント戦と思えぬ強烈な勝ちっぷりなら飛び級でいきなり挑戦してきたステップも納得できる。千六はむしろベストに近い距離。未知なる可能性を期待してスタート勝負。わずか1戦だけでスタート良化の判断は危険だが、降着となった交流重賞マリーンCを基準にすれば南関東牝馬に限定されたメンバーは恵まれている。

ベルモントノーヴァの前走4着はあくまで展開のアヤ。一騎打ちとなった2頭に勝負どころから追走した際の残り目で、時計的にまったく誉められる内容ではない。17`増は元に戻った馬体だが、昨年の絶好調時と比べれば確実に衰えが見え隠れしている事実。厳しいハンデ。

トーセンジョウオーは大外枠だけを取り上げれば掲示板も怪しく思えるが、今開催は前開催とまったく違って逃げ馬苦戦の馬場状態。逃げにこだわる馬に外から被されない枠順は案外好枠より恵まれたか。昨年からの勝ち鞍はほぼハナに限られていること、3走前の惨敗は体調より斤量の問題だったことなど数々の課題を残している7歳馬。自分の形を貫いて結果を待つだけだろう。ハナか、逃げ馬マークの形に好走パターンは絞られた。

ヒビキウィンの狙いはどうか。前々走は同斤量のパフィに0秒1差の快走。軽量52`ならば逆転可能な単純計算ができる。置かれるズブさで展開に左右される嫌いはあっても、東京2歳優駿牝馬で同タイムの2着など一発を秘める大駆けタイプ。昨年わずか2戦だけのキャリアで、リズムさえ取り戻せばもうひと花可能な感触がある。流れに応じてマクりたい。

ミスジョーカーは人馬ともに両極端な結果になるモロさが同居しているが、前々走で船橋以外の勝ち星は大きな自信になる。逃げ争いが熾烈となって大暴走のハイペースで楽な差し切り勝ちとなった内容は、案外今回の流れとダブってくる。ここは人気馬が前々勝負で目標にしやすいメンバー構成。ペースを誤ることがない条件は鞍上からも強みになる。

パフィオペディラムは前走で新たな発見となった。抜群のスタートからハナを切る強引なスタイルで、千二スペシャリストの牡馬相手に0秒2差は立派。さすが地元より走る大井(4213)のコース適性の高さは、重賞でも侮れない。問題は56`でも好走実績のないこと。未知数になる酷量は減点対象になる。

スターオブジェンヌの前走はラピッドオレンジミスガイアパフィオペディラムに先着ならば、大バテした見た目よりも中身は濃いが、出戻り前の実績は重賞で入着ラインの争いの連続。重賞11戦未勝利が現実で致命的なジリ脚は時計勝負になると手も足も出ない。

アストリッドの前走は終始絡まれてハイペースとなったが、重賞では当然とも思える展開で大バテ。モロさ同居の牝馬と断定すれば、同型揃いの大井千六でまったく妙味がなくなった。絡んできたカネショウメロディに先着される結果がA級での力不足を物語っている。